失言癖で有名なイタリアのエロオヤジ、もとい、ベルルスコーニ首相。

彼がよしとする笑いのツボは多くの人を凍らせると同時に、

“だから、違うんだってば的苦笑い”を振りまいているのですが

良識ある人々が持ち合わせるツボとは著しく異なる事実は間違いありません。

最近では恥も外聞もなくなった夫人に公的手段(出版物)に打って出られ(左画像)、

これに対しても現役首相とは思えぬ明け透けな反撃ののろし(右)。

血気盛んといいますか、ラブもヘイトも激しいのね・・・・久しぶりにニュースを見て思い出しました。



嫁→まにあ管理人別宅  首相→まにあ管理人別宅

数々の自称ユーモアの中でも、
「これを言っちゃおしまいよ・・・・」と思ったのは仏大統領サルコジ氏にかましたところの

「あなたの彼女は私があげた」ですね。断然。

当時の報道では、「(サルコジ)大統領が驚いた表情を浮かべた後、苦笑い」とありましたが、

そりゃそうでしょう。


まにあ管理人別宅


現夫人のカーラ・ブルーニ女史は誰もが知るスーパーモデルであるのみならず

独身時代にはセレブ男を渡り歩いたツワモノ。

そうした過去を承知で結婚したサルコジ氏ではありますが、いえ、彼女を良く知るだけに、

「ひょっとして(ベルルスコーニ首相も)兄弟か・・・?」と肝をつぶしたのではと推測します。


まにあ管理人別宅


女史の苦し紛れの反撃は一言の皮肉のみ・・・「フランス人になれて良かった」。

失言エロ親父にしてみればこんな皮肉は屁でもないでしょう。


まにあ管理人別宅

昨年11月には米国オバマ大統領に「日焼けしている」と発言。
その後電話会談して「発言は親愛の念のこもった冗談だった」と釈明し、
オバマ氏は「大した事ではありません」と答えたそうですが、他に言いようがあろうはずもなく。

その後も、イタリア中部地震の被災地視察先で、またもや同種の日焼け失言。
テント村では黒人牧師及び国際赤十字の黒人職員に向かって
「あなたもいい色に焼けていますね。私もあなたのように日焼けしたいものです」と語った後、
この黒人職員の手を握りながら「私を強く抱きしめ『パパ』と呼びなさい」と笑顔でトドメ。
相手は間違いなく「何がパパだよ」って思ったはず。
悪気が無い分余計に始末が悪いというか、一生直らないと思う。

「テントで暮らすのはキャンプに行くようなもの」
そしてこの被災地は彼の失言ショーのハイライト・・・。
被災した子どもたちには「悲観的な雰囲気を楽観的なものにする目的で、
つまり励ます意味もあってと発言したようです。
子どもたちは笑うしかなかったのかと思いますが、
国民が絶望の淵にいる時に速やかに足を運ぶ一連の行動は実に正しく好ましいと言えましょう。
その後の余計な一言(自慢)がなければ・・・・↓
「個人記録を打ち破った。44時間寝ていない」
非常時に時間や回数数えてたのかーーーー?

さらに、自国で多発している強姦事件(年間約34万件・日本では年間約2100件)については

「イタリアには美女がいっぱいだからレイプはなくならない」と発言し、当然のことながら集中砲火。

イタリアでは強姦事件が多発しており、内務省が街頭警備の警察官を3万人に増員することを検討する中で、

これについて、「どんなに兵士を増やしても強姦を防止するのは不可能」と一発・・・アンド、

「強姦防止は国家警察でもミッション・インポシブル(不可能な任務)」などと二発目。

 これに対し左派陣営は「薄汚い飲み屋のカウンターで言う冗談」などと“抗議”したが、

首相は「イタリア女性をほめたに過ぎない」と強気の態度を崩すことなく・・・・。


まにあ管理人別宅

ついには「ユーモアと軽妙のセンスを失ってはならない」と宣言しました。
こうしてみるとポンチで可愛い爺さんなんだけど、
いかんせん笑いのツボが違いますようで・・・・。