失言癖で有名なイタリアのエロオヤジ、もとい、ベルルスコーニ首相。
彼がよしとする笑いのツボは多くの人を凍らせると同時に、
“だから、違うんだってば的苦笑い”を振りまいているのですが
良識ある人々が持ち合わせるツボとは著しく異なる事実は間違いありません。
最近では恥も外聞もなくなった夫人に公的手段(出版物)に打って出られ(左画像)、
これに対しても現役首相とは思えぬ明け透けな反撃ののろし(右)。
血気盛んといいますか、ラブもヘイトも激しいのね・・・・久しぶりにニュースを見て思い出しました。
「あなたの彼女は私があげた」ですね。断然。
当時の報道では、「(サルコジ)大統領が驚いた表情を浮かべた後、苦笑い」とありましたが、
そりゃそうでしょう。
現夫人のカーラ・ブルーニ女史は誰もが知るスーパーモデルであるのみならず
独身時代にはセレブ男を渡り歩いたツワモノ。
そうした過去を承知で結婚したサルコジ氏ではありますが、いえ、彼女を良く知るだけに、
「ひょっとして(ベルルスコーニ首相も)兄弟か・・・?」と肝をつぶしたのではと推測します。
女史の苦し紛れの反撃は一言の皮肉のみ・・・「フランス人になれて良かった」。
失言エロ親父にしてみればこんな皮肉は屁でもないでしょう。
昨年11月には米国オバマ大統領に「日焼けしている」と発言。
「テントで暮らすのはキャンプに行くようなもの」
さらに、自国で多発している強姦事件(年間約34万件・日本では年間約2100件)については
「イタリアには美女がいっぱいだからレイプはなくならない」と発言し、当然のことながら集中砲火。
イタリアでは強姦事件が多発しており、内務省が街頭警備の警察官を3万人に増員することを検討する中で、
これについて、「どんなに兵士を増やしても強姦を防止するのは不可能」と一発・・・アンド、
「強姦防止は国家警察でもミッション・インポシブル(不可能な任務)」などと二発目。
これに対し左派陣営は「薄汚い飲み屋のカウンターで言う冗談」などと“抗議”したが、
首相は「イタリア女性をほめたに過ぎない」と強気の態度を崩すことなく・・・・。