お客様のお手持ちの牛首紬の訪問着に

  気が付けばカビによるものと

  思われるしみが全体的に

  出てしまいました。

  

  これは、一部分で、全体的に

  このようなしみが出ていました。

  早速、職人と相談致しましたが、

  このしみは、染み抜きでは

  取り切れないとの事でした。

 

  どうしたものかと、相談致しましたところ、

  この雪輪の部分には、今一度、

  雪輪を描き直し、全体にある、

  取り切れないシミの上には、

  根気よく、別の部分にある切箔の柄を、

  同色で入れて隠してくれる

  との事でした。

  

  

  出来上がりを見て、

  これであれば、これからも

  お召しいただけると思いました。

  かなり根気のいるお仕事だったと思いましたが、

  このぐらいであれば、加工しなくてもと

  思えるところはそのままで、

  いやこれでは、お召しいただくのに、

  気になるなと思えるところには、

  きちんと柄を置いてくれているという、

  お仕事の緩急にも、素晴らしさを感じました。

 

  ただ、問題は、こちらの下職が

  この夏で廃業予定だという事です。

 

  いつも相談にのってくれる人はいるのですが、

  その人もいつまで続けてくれることか・・・

 

  この仕事であればこの職人に、

  この仕事であればこの職人にと言う見極めが、

  何より強みであったのですが。

 

  これから先は、

  職人さんの廃業も増すと思われます。

  お直しの先行きが心配です。

  

  

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