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着物語 -KIMONO STORY-

好きなもの。
旅。読書。銀座。着物。お家でゴロゴロ。
好きな言葉は “住めば都”。
モットーは “一日1スイーツ”。
着物まわりを中心に、
風の吹くまま 気の向くままに綴るブログです。


ブログを開設してからほぼ毎日更新してきたわたしですが、先日まで2週間ほどサボってしまいました。


理由はいろいろあるのですが、ひとつの大きな理由として、呉服屋さんの売り方に嫌気がさしてしまい、少し着物から遠ざかりたい気持ちが芽生えてしまったという事情があります。

今日はそのことを正直に書きたいと思います。


着物語 KIMONO STORY-たとう紙


このところ立て続けに、プレッシャーに負けて着物を買わされそうになる場面がありました。実は同じ経験を過去に数回しているので、わたしはもう、同じ失敗は繰り返すまいと心に決めています。着物好きのかたは、同じような経験を一度や二度はされているのではないでしょうか。


だいたいパターンは一緒です。


まず、小さなイベントなどなんらかの理由を用意してお客さんを呼び寄せ、販売会の会場へと誘導する。そこでいろいろな反物を広げられ、体にあてるだけでもどうですか?と声をかけられる。

断ると 「買わなくてもいいですから、あてるだけでもどうぞ。せっかくですから!」 なんて勧められます。


こちらも着物は好きなわけだし、自分に似合うか試したいな~なんていう気持ちがあるので、 「それじゃ、あてるだけ…」 なんて言って受け入れてしまうと、もう大変!

店員さんが集まってきて、「お似合いです~」 「ステキ!」 なんて褒めそやされ、早く脱ぎたいのになかなか脱がせてもらえず…


電卓をもってこられて 「分割ならこんなに安くなりますよ」 とか、「この値段で買えることは滅多にありません」 「一点ものですよ」 と畳みかけるように営業されます。

「今は買えないので」 と断っても、「60回払いでどうですか?」 とか、「来年の2月の支払いで大丈夫です」とか、「帯揚げをサービスします」 なんてどんどん売り込まれ、断るのにも疲れ果てて朦朧とした意識のなか、とうとう 「わかりました、買います」 と言ってしまうというパターン。


経験ありませんか。


つい先日は、値段を確認しないままに反物を広げられ、「ぜひ勉強のためにあてさせてください」 と店員さんに懇願され、友達を待つ時間もあったので体にあててもらうことにしました。

「値段を聞いたら安くてビックリしますよ~」 といわれたので確認すると、「なんと、25万円なんです!」 と自信たっぷりに言い放つ店員さん。

周りにいた店員さんたちが、声をそろえて 「えーっ、安いー」 と歓声をあげたのには、呆れるのをとおりこして笑ってしまいました。


25万円。ホントに安いですか?

確かにモノはいいのかもしれません。本当に一点ものなのかもしれません。

良心的に考えて、50万円の価値のあるものが25万円で売られていたのかもしれません。


ですが、25万円の買い物というのは、庶民感覚からいうと、簡単に決断できるものではありません。

別の言い方をするならば、25万円のものをポンポン買うようなお客さんだけを相手にしているのなら、着物業界は今後も衰退の一途をたどるでしょうね。


嫌ならきっぱり断ればいい、というのは簡単ですが、数人の定員さんに囲まれて反物も脱がせてもらえないなか、 「いりません」 と言い続けることがいかに苦しいことか。それでも断ると、露骨に仏頂面をする店員さんすらいます。

ひとつ言えることは、仮にそこで買ったとしても買わなかったにしても、そういうお店には、わたしは二度と足を運ぶことはないということ。


誤解を恐れずにいいますが、年配のかたや着物通のかたたちのなかには、こういう買い物のスタイルに慣れているかたもいるように思います。もしかしたら、呉服業界の長い慣例なのでしょうか。

でもこれ、着物離れを加速させるだけだと思います。着物ファンの一人として、とても悲しいことです。

こんなスタイルの商売はやめるべきです。


だったら来なければいいというならば、小さなイベントなどで餌をまき、多くの人を集める手法をやめてはどうでしょう。

30万や50万の着物をどんどん買えるかただけを相手にしながら、丁寧な商売を続けられることがいいのではないでしょうか。

そうではなく、わたしのような普通の人たちにも着物を着てもらいたいと思うならば、商売のしかたを改めるべきだと思います。見習うべきは、例えばデパート。


わたしは、デパートが好きです。

デパートは安いとは言えないけれど、店員さんの過度の関与はありませんし、見るだけ…ということが当然のことながら許されます。こちらから声をかけない限り、反物をあてられることもありません。


あるいは、インターネットだって親切なお店もあります。

反物で一度送ってくれて実物を確認し、納得すれば購入する、という流れをとるネットショップもあります。


心理的なプレシャーで買わせるという方法には、やっぱり反対。


なお、わたしが自分のブログで紹介しているいくつかの呉服屋さんは、このようなことはありません。

親切にアドバイスはしてくれるけれど、押し売りは一切なし。これから何度でも足を運びたいと思っています。本当におすすめのステキなお店に出会ったときだけ、ブログでは紹介していきます。


気に入ったものだけを、ひとつずつ納得して買っていきたい。

お客さんにやさしい、上質で、なおかつ時代に適した着物のお店がこれからもどんどん増えてくれるようにと、着物ファンの一人として願ってやみません。



☆お読みいただきありがとうございます。


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♪今日も素敵な着物語を♪