この夏は何度か実家に帰ってきました。その折、自ら志願して母のタンス整理を手伝いました。
我ながら、下心が見え透いています (笑)
わたしの母はあまり着物を着る人ではありませんが、わたしの祖母、つまり母の母は着物が大好きな人でした。ゆえに、祖母が母に買い与えた着物が結構あるのです。
とはいえ、私の母を含め祖母には娘が3人いましたし、息子の嫁やら孫やらを含めるとかなりの数の女たちが、こと着物に関しては (それ以外のこともですが) 祖母に頼りっぱなしだったので、それぞれに買い与えるだけでも大変だったろうな…と今にして思います。
成人式やら卒業式やらの着付けも、すべて祖母にやってもらいました。
ちなみに祖母は茶道と華道の先生だったのですが、娘も孫も誰一人その血 (?) を受け継がずにいたので、今頃になって着物に目覚めたわたしを親戚一同が喜んでくれているようです。
ただ、現在90歳を過ぎた祖母は、わたしのことを見てももはや誰だかわかりません。
もう少し早く着物に目覚めていれば喜ばせてあげられたのかな。楽しい会話も弾んだのかな。そんなことを思うと、少し胸が苦しくなりますね。
さて、母のタンス整理の話題に戻ります。
タンスの引き出しをあけると、たとう組に包まれた着物が2枚、3枚、4枚、5枚・・・ 続々と出てきました。
「あら、こんな着物忘れてたわ~」 という母の声が上がるたび 「それならもらってあげる!」 といちいち合いの手を入れていましたが、それぞれに思い出があるせいか、なかなか 「あげる!」 の一言がでてこない。そりゃそうか(笑)
特に、写真の一番左は単衣の訪問着(付け下げかな)ですが、色といい柄といい、とっても私好み。
さりげなく 「単衣の訪問着を着る機会なんてなかなかないんじゃなあい?」 などとアピールしてみましたが、母にとってもお気に入りの一枚だったらしく、新しいたとう紙に包まれて再びタンスにおさまっていきました。
ならば真ん中の単衣をと思ったのですが (この色柄、さすがにもう母は着ないだろうと踏んで) これまた何やら思い出深い一枚らしく、タンスにおさまっていきました。
当然、右端の色無地が私の手に渡ることはなく (これはまだまだ母が着るらしい。ま、そうね。)
でもまあ、母にとって思い出の着物が何枚かあり、それを大切にしまっておく姿を見るというのは、娘としても嬉しいものです。
最近ではすっかり年をとってしまった母のなかに、思い出の着物を愛おしみながら大切にしまっておく少女のような一面を発見できて、タンス整理は幸せな時間でした。
そんななか、母が私に譲ってくれた着物は二枚。
一枚は、黒地に赤の模様の入った雨ゴート 。
もう一枚は、ピンクの色無地 。嬉しい。
そういえば母が 「あれ~、色留袖がないなあ」としきりにタンスを探していましたが、結局見つけられずじまいに。なぜ?クリーニングにでも出したまま、取りに行き忘れでもしたのかな?
思わず 「(犯人は)わたしじゃないよ」 と口走りましたが…(汗)
まだ手つかずの引き出しも残っているので、今度の帰省の際もまた、母のタンス整理を手伝ってきます。
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