季節をまとう、というのは、着物の楽しみのひとつですよね。
春には桜。秋には紅葉。
もっと細かく季節を区切り、ひな祭りや鯉のぼり、七夕にクリスマスなど、年中行事が描かれた着物の柄を街でみかけると、周りの人の気持ちを温めてくれるようで、ステキな女性だなと思います。
「夏はいかにも涼しきよう。冬はいかにも暖かきよう。」
千利休のこの言葉というのは、まわりに与える印象を考えよ、ということなのでしょうか。
着物姿の女性というのは、風景のひとつ、景観を鮮やかに彩る、いわば公共物なのかもしれません(笑)
さて、季節を表すものといえば、なんといっても花。
着物は季節を少しずつ先取りしていきますから、街に咲き誇る少し前に、その花を身にまとうのがオシャレ。
左は菖蒲?アヤメ?カキツバタ? 区別のしかたがわかりません(苦笑)
右はしだれ桜)
わたしが通っている教室では、季節に合う模様として、以下のとおり紹介されています。
1月 梅
2月 柳
3月 桜
4月 牡丹
5月 藤
6月 菖蒲
7月 朝顔
8月 萩
9月 菊
10月 紅葉
11月 武蔵野文様
12月 雪
授業では、例えば桜や菊は日本を代表する模様なので年中着用可、などと習ったりしますが、とはいえ季節のものはそのときに着たい、と思ってしまいますよね。
先日お会いした、着物を何十枚いえ百枚以上もお持ちのかたは、「一年に一回しか着られない柄がいいのよね」とおっしゃっていました。
わたしはそこまで着物を持つことはできませんが、でも、気持ちはわかります。
もう一週間したらあの帯を巻こう、来月のはじめにはあの着物が着られる…そう考えるだけでワクワクしてくるのは、みんなに共通した思いなのでしょう。
一年に一度しか着られないとなると、人生八十年として、私はあと42回着られることになります。
今年もあの帯を巻く季節がきたわ、と感じながら、年をとっていけたら本当にステキ。
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~♪今日も素敵な着物語を♪~
