着物をめぐる大人の会話術 | 着物語 -KIMONO STORY-

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モットーは “一日1スイーツ”。
着物まわりを中心に、
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着物は、TPOにより着る着物が分かれますよね。


例えば、紬や小紋は普段着なので、きちんとした披露宴などに着るのはNG。

反対に、気軽なお食事会に訪問着を着て行ったのでは、「どうしたの!?」 ということになります。


基本的に、格の高い着物を着る場面に格の低い着物を着るのもNGだし、その反対、つまり普段着がふさわしい場面に、格の高い着物を着るのもやっぱりNGなんです。


そんなの気にしなくていいじゃな~い!という人もいますが、ルールはルールとして覚えておくに越したことはない、というのがわたしの考え方です。

そのことは、以前に この記事 に書きました。




ただそうなると、例えば訪問着なんて、着る機会はとっても限られてきます。

わたしのような庶民には、パーティなんてそうそうあるものではないですから。


ときには華やかな訪問着を着たい!

虫干しをするという意味でも、街の中を着て歩くのが一番!!

・・・だけど着る場面がない。



さて、どうしましょう。



昨日、お茶を習っている着物仲間から、こんな話を聞きました。


わたしはお茶を習っていないのでよくわからないのですが、普段のお稽古のときは、小紋や色無地くらいまでがどうもふさわしいようなんですね。

そこに時々、訪問着を着てくる人がいるのだそうです。


すると先生は、最初にこう聞くんですって。


「あら、今日はパーティがあるの?」


生徒さんは答えます。


「はい、お稽古のあとに」


まわりの生徒さんたちも、その話にはその後は触れないそうです。


どういう意味かというと、まわりの生徒さんも、先生も、パーティなどないことは承知のうえなんですって。(本当にある場合もあるのでしょうが)


だけど、なにも言わないままでいると訪問着の人が浮いてしまう。

だから先生が 「パーティでもあるの?」 と一言問うことで、訪問着を着るのにふさわしい理由があることをまわりのみんなで承認し、場になじませる…

そんな知恵らしいのです。


う~ん、なんて大人の会話術!


「今日はパーティがあるので」 と自ら最初に嘘をついてもいいのですが、自分から嘘の話を切り出すのは、ちょっと恥ずかしかったりするではないですか。


「訪問着を着たかったんです」と言い訳してもいいのだけど、それだけだと 「この場には不向きよ」 とか 「ルールを知らない」 などと注意されることにもなりかねません。


だから、先生がまず質問し、はいそうです、とみんなの前で答えることで、全員が納得する。

これは大人の知恵だわ・・・・・・と妙に納得してしまいました。



ついでにもうひとつ。

これは着物やさんで聞いた話ですが、リサイクルショップなどで、紋のついた着物、例えば一つ紋の色無地を気にいったとしましょう。


とても気に入ったのだけど、「紋」がわが家のものとは違う、というケースがありますよね。


そんなときの常套句は、

「これは伯母からもらったものです」 なんですって!


なるほど~。



~♪今日も素敵な着物語を♪~


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