こんにちは!
今日もブログを読んでいただき
ありがとうございます♪
さて、今日は7月15日
新盆(7月盆)ですね!
夏の風物詩ともいえるお盆ですが、
地域によって時期が異なることをご存じでしょうか。
お盆は、7月のお盆である新盆(7月盆)、
そして8月のお盆である旧盆(8月盆)の2つがあります。
今回は、新盆と旧盆の違い、新盆の地域と旧盆の地域についてご紹介します。
新盆と旧盆の違いとは
全国的にみると8月の旧盆が主流ですが、
7月15日=新盆が主流の地域もあります。
では何故、新盆と旧盆で異なるのか?
と疑問に思いますよね。
簡潔に言いますと
お盆の時期が異なる理由は、明治時代に行われた改暦(使用している暦法を改める事)に伴って日本の行事は30日遅れとなりました。
もともとは7月15日に行われていたお盆も、
改暦後(1ヶ月遅れで)には新暦の8月15日に行われるようになったんですね。
新盆の地域・旧盆の地域
【新盆の地域】東京を中心とした一部地域のみ
新盆の地域は東京をはじめとした一部の地域のみです。
具体的には、多摩地区の一部を除く東京、函館、金沢の旧市街地が
7月にお盆を行っています。
新盆の地域では、7月15日を中心にさまざまな祭りが行われます。
【旧盆の地域】東京と一部地域を除くほぼ全国
8月にお盆を行う地域は、新盆の地域と変わり盆の地域(旧暦の7月15日にお盆を行う地域など)を除くほぼ全国で、
日本では旧盆の方がスタンダードです。
旧盆の地域の多くでは8月15日をお盆の中心と考え、
8月13日から16日までの4日間にお盆の催しや風習が行われます。
京都のように8月7日からお盆始まりを迎える地域もありますが、
8月15日が中心であることに変わりはありません。
お盆を迎えるために準備すること
では、お盆を迎えるにあたって何を準備する必要があるのでしょうか。
お盆では盆棚や提灯などを飾ったり迎え火・送り火をします。
それでは見ていきましょう!
盆棚とは、お盆に飾る特別な祭壇のことです。
盆棚を用意してご先祖様をお迎えします。
⬇️こんなモダンな盆棚も素敵ですね。
⬇️ダンボールで出来たコンパクト精霊棚があります。
お値段も3000円代、これなら初めてのお盆準備も気軽になりそうですね。
お盆には盆提灯という特別な提灯を照らします。
盆提灯は一日中灯けることもありますが、夜は消灯することが多いです。
お盆では仏壇にお供え物をします。
お供えものには、消え物や日持ちするものが選ばれます。
⬇️本物そっくりのイミテーションお供え物もあります!
又、お供え物として料理をお供えする場合もあります。
この場合、基本的に精進料理がお供えされます。
仏壇にはお花もお供えされます。
お盆には迎え火・送り火という風習があります。
迎え火・送り火は玄関前で火を焚いて行います。
こんな可愛らしくコンパクトな迎え火、送り火もあります♪
精霊馬とは?
お盆で飾られる、きゅうり・なすで出来た牛・馬を精霊馬と言います。
では、ちょっと珍しい精霊馬をご紹介します♪
精霊恐竜
精霊車
現代ではこんな風にお迎えする方もいらっしゃるんですねー。
ご先祖様も微笑ましく帰ってきてくださるでしょう。
形は違っても大切なのはお迎えする気持ちですからね!
川越百万灯夏まつり
提灯まつりの由来は江戸時代末期の嘉永3年(1850年)に当時の川越城主であった松平大和守斉典(まつだいら やまとのかみ なりつね)の徳をしのび、
世話になった家臣の娘・魚子(ななこ)が家の軒先に切子灯ろうを掲げ冥福を祈ったことであるとされています。
梅雨も明ける7月の下旬に毎年行われる、川越の夏祭りです。
中心市街地ではパレードや大道芸などがいろんなイベントが行われ、
お祭りにつきものの露店も立ち並び、趣向をこらして飾られた提灯とともに情緒を盛りあげます。
残念ながら今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防2020年度 川越百万灯夏まつりを全面的に中止する事になりました。
お盆は日本の地域によって行われる時期が異なり、
行事や風習もさまざまです。
家庭によっては墓参りだけで済ませることもあるかもしれませんが、お盆休みを機に各地に赴き、お盆の行事や風習の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
いつもとは違ったお盆休みを過ごせるかもしれません。
日本各地のお盆の行事や風習、歴史の違いを知ることは、先祖の供養について改めて考える良い機会となりそうです。
ふらり凛