4日目。知念紅型工房に行って来ました。
これでやっと着物のブログらしくなったface03インスタグラムで気になっていて、急にチャンスがあり飛び込みに近い感じでお邪魔しましたが、とても丁寧に気持ちよく見せて下さいました。


脇目も振らず一心に。
筆で紅型の特徴のぼかしを作っている。
根気のいる作業face08






すずらんと蝶178これから柄に伏せた糊を落とすとこ。


なんとヤモリがその辺に沢山いるらしくて、干している作品の上に糞をしたり
足あとをつけたりするんですってガーン   で、鳴くってface16
だから屋内の、高いところに吊るすんだって。





これは型紙。
昔は、和紙を柿渋で固めた「渋紙」を使っていたらしい。。。今は、合成紙に型を彫って紗をのせて漆で固める。
なんて繊細な。。。気の遠くなる作業。



これがまた面白い。 六十(るくじゅ)。。。島豆腐。。。の水分を抜き固くして
型を彫る時の下敷き にするって。
機械油を塗って保存すると何年でももって、使うときに刃に油が付いて丁度いい感じに。


染めには こ汁を使うし、何でも生活の中で使えるものは無駄なく使う というものらしい。



紅型三宗家。。。沢岻家、知念家、城間家のこと
戦時中は、目の前に落ちている薬莢も口紅も染料に。
琉球時代の話、戦争前にたまたま本国に型を預けたのが、戦火を逃れて復活できたとか、
身の回りにあるものでなんとか使おうという考え。。。

色んな話を聞かせて頂きました。

小さい頭にはとても入らず、聞き流すのは余りにももったいない。

その辺にある紙を貰って、メモしまくりメモ
音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜
同じ青でも年月が経つと色が落ち着いて、いい具合に馴染んでくる。。。というのを
二枚の帯で見せてくれました。

素敵な味のある桐のタンスから、次々とご自慢の作品を見せて下さる。

おばあさまの着物、お嬢様の見事なお振袖。昔の作品。


「これは良い箪笥ですね~目色んなものが次々と出てきますね~」って間抜けなコメントを爆笑







これは今回説明してくださった方のおじい様になる知念貞夫さんの作品

何年か前にすっごく思い切って一生大切にしようと買った名古屋帯。

これをお見せしたら喜んでくださいましたが、ここで繋がったことは
私にとっても、この帯にとっても最高に幸せなご縁。

実家に帰ったようなface17