2016/06/26 アーバンギャルドファンクラブイベント「浜崎容子生誕祭 お江戸日本橋和の宴」通称“よこ誕”にて、 アーバンギャルドのボーカル浜崎容子さんとギターの瀬々信さんのstyling&着付をさせて頂きました。

原宿表参道のアンティーク着物ショップ「 大江戸和子」さんで見つけた一点物の極上アンティークの夏着物であんみつ姫みたいな容子姫。

それでは早速コーディネートの詳細をご紹介します。

絽のアンティーク夏着物、絽(ろ)は夏用の着物生地です。アンティーク着物らしい美しい紫色に差し色でピンクとブルーが入っています。(大江戸和子/よこたん私物)


顔周り、半襟はアンティーク着物のハギレを使いました。こちらも紅梅(こうばい)織りといって格子状に織られたの夏用の生地です。(大江戸和子/よこたん私物)


アンティークの着物は振りが長いのがまた魅力的。風を孕んでふわりと揺れるお袖。ピッタリ合う襦袢を持っていない時はこうして好きな生地で作るのも楽しみです。
今回は上品なコーディネートになるようにチュールレースで製作しました。アンティーク着物との相性を考え白過ぎないオフホワイトを選んでいます。


帯周り、帯はアンティークの夏名古屋帯。大きな百合が描かれていて後ろ姿がとても格好良いですね。(よこたん私物)


帯揚げ(おびあげ)にもアンティーク着物のハギレをつかいました。結ばずに柄をたっぷり見せています。
帯留め(おびどめ)、帯締め(おびじめ)、根付(ねつけ)。よこたんの愛猫それいゆちゃんにそっくりな帯留めはファンの方からのプレゼントだそうです。
今回のコーディネートを考えるにあたってこの帯留めを使いたいと最初から打診してくださり、ファン想いのよこたんらしいコーディネートになったんじゃないかなと思っています。
帯締めは三分紐(さんぶひも)という細くて房の短い帯留めを通しやすい帯締めです。浴衣にも着物にも使えます。(iroca /よこたん私物)
根付は帯留めのソレ様がじゃれてくれるように、蝶々とタッセルを組み合わせて製作しました。


足もとは着物に合わせて紫とピンク色の鼻緒の下駄です。下駄といっても草履のような底の形をしています。足袋はピンク色のレース生地。清楚な可愛さがあり、どんな着物にも合うのでおすすめですよ。夏に履くと爽やかですね。(大江戸和子/よこたん私物)


最後に髪型。レトロなつまみ簪は優しいピンク色。ビラ簪がお姫様っぽく見せますね。大げさな日本髪ではなくコンパクトに纏めたので、都会的なビルの中でもすっきりと上品で素敵でした。

終演後スリーショット★ありがとうございます!

瀬々さんは和装でアーバンギャルドイベントは初!
よこたんお見立ての黒い紗(しゃ)のアンティーク着物をお召になっています。絽と違い紗は全体的に薄くて透けるシースルーのような生地でアンティーク着物らしい文様が銀糸で織り込まれているお洒落な生地でした。半襟もアンティーク着物のハギレ、角帯もアンティークものを締めました。
ハット(瀬々さん私物)とギターがとても和装にお似合いでした。たすき掛けした紐はよこたん私物の可愛い腰紐です。

頭からつま先までファンの方に喜んで欲しいという気持ちいっぱいのアンティーク夏着物コーディネートでした。
登場するやファンの皆様が歓声を上げてるのをみて私まで嬉しくて涙ぐんでしまいました。そしてレアな和装の瀬々さん!好評で嬉しかったです。

浜崎容子さん、この度は素敵なイベントに呼んでくださりありがとうございました。
着物のご縁に感謝です。

Kimono163紗緒理/金田紗織
Twitter@kimono163saori
Instagram@kimono163saori

にほんブログ村 ファッションブログ アンティーク着物・リサイクル着物へ
にほんブログ村