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今日はお休み。色んな所に出掛けましたニコニコ

その話しの前に…少し脱線しますが「私の初めてのアンティーク着物と今の仕事への気持ち」のお話をしようかと思います…。

長文ですが、宜しければお付き合い下さいませ。


5~6年前、私はまだ会社員でDTPのデスクワークの仕事をしていました。
その時、雑誌「KIMONO姫」に出会い、かなりの衝撃を受けたのです。
斬新な色、素敵なデザイン、目眩く可愛い着物達に心奪われましたが、まだまだ「着物」と「自分」は違う世界のように感じていました。(スーパーモデルさんが同じ世界の人ではないような気持ちに近かったと思います)

けれどもアンティーク着物への思いは募り会社の先輩の二次会に呼ばれたので思い切って原宿の某アンティーク着物屋さんに母とお出かけしました、保護者同伴です(笑)
裏原宿も裏原宿でやっと到着したそこはマンションの一室。あまりの隠れ家的な雰囲気にビビりまくってドアを開けたのを今でも覚えています(笑)
初めてアンティーク着物を見せて頂き、母に相談するもリサイクルやアンティークの着物等に慣れ親しんでる訳ではなく二人で困惑していると、当時店長さんだったKさんがスッと肩の荷の降りるような素晴らしい接客をしてくださったんですニコニコ
質問自体は忘れてしまったのですが…多分今の私なら悩む程の事ではないと思います。(二次会に小紋はいいの?とか、そんなんだったような…)
でもその当時の着物ビギナーの私には着物という存在自体どこから入ればいいのかも分からない建物のようだったんですよね。
だからKさんの接客は内側からドアを開けて招き入れて貰えたような温かい気持ちを感じさせてくださいました。
その時から私は着物というものがとても身近になったし、楽しめる存在になったし、違う世界の事ではなくなりました。
目の前のもやもやとした不安がぱぁっと晴れた感動は今も色褪せてはいません。

私がそのお店でKさんに接客していただいたのはそれが最初で最後でしたが本当に今でもとても感謝しています。

今、縁あって私はアンティーク着物の販売というお仕事について居ます。
「着物を始めたい、着てみたい」と思っているお客様に接客をする時考える事は一つです。
「着物」と「着る方の気持ち」の段差に上がり易いように踏み台を置くような存在になれたらいいな。

お客様はあの時の私と同じように物凄い緊張をしているかも知れないし、着物を着たいのに遠い世界のように感じているかもしれない、そんな不安は些細な事なんですよ~っと消し去ってしまいたいなーと思っているんです。

長々書いてしまいましたが、私がそういう風に思っているのも着物の魅力がもんのすごいせいなんですよねニコニコ
だから「着物素敵だな」と思ってはいるけど着たことが無いという人は是非一度着てみてほしい!!きっと素敵の正体が分かります。
もし何か不安な事があったとして私でお力になれる事があるなら遠慮なく言って~!!そんな気持ちニコニコ
そんな風に思いながらこのblogも書いています。

長々と読んで頂いてありがとうございました。

次記事は色んな所にお出掛けした話しですニコニコ

●○kimono163*紗緒理○●
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