3割増のオートクチュール
成人式のときはキモノなんて興味なかった。
呉服屋で目の前に並べられた、馬鹿みたい値段の高い
キモノとやらにうんざりした。
それでも、と母親が言うので一番安いものを選んだ。
だけど30万円。
そのキモノに袖を通しても、なんのときめきもなかった。
深緑の地紋の振袖を着た私の姿は、まさに【あんこ椿】だった。
そう。あの泣く子も黙る演歌歌手である。
まずは和柄にやられた。
和柄って実はエミリオプッチもびっくりの絶妙な色彩感覚と
デザインバランス。
ブラボー!ワンダフォー!
社会人になったいま、古着であればキモノもそんなに高くない。
まだ完璧には着れんけど、頑張るのだ。
なぜならキモノを着ると日本女子は3割り増しにかわいくなる。
これは間違いない。
とりあえず始めてみます、キモノライフ。
先輩方よろしうおねがいいたします。

