最初は完成度60％でも良いのです
～続・習い始めから、きものを一式揃える理由～
着付け教室の中には
きものは教室でレンタルできるので
手ぶらで通えます
というところがありますが
レンタル可能な教室でも
ご自身で一式揃えたほうがいい
というお話を前回お届けしました。
その理由のひとつは、
着付けの手順を身体で覚え
一通り、美しい着姿を理解するまでは
自分の道具はコレと決めて
同じきものと帯で練習したほうが
身につくのが早いから。
今回は、もう一つ別の理由を
お伝えしたいと思います。
それは、
自宅でも練習するため。
自分で着こなせるようになるためには
レッスンで手順を覚えたら
家で自分ひとりで着て、外に出てみる
これが最短の道です。
レッスンの場で
先生がいるところで着るだけでは
なかなか自分に身につきません
これまでの人生で
何か新しく学び身につけたときのことを
思い出してみてください。
初めてのときは
誰かに教えてもらうだけでなく
どんなに時間がかかっても
ひとりでチャレンジするから
できるようになったはずです。
初めて自転車に乗ったとき
初めてお料理をつくったとき
初めてお仕事したとき
今では信じられないくらい
時間がかかったことが
あったはずです。
きものも、同じ。
初めてひとりで家で着るとき
おそらく、かなり時間がかかるはずです。
１時間で着れたら早い。
２時間は、
予定を空けておいたほうが
いいと思います。
これは、
きものだから時間がかかるのではなく、
初めだから 時間がかかるのです。
最初は時間がかかるものと
あきらめてください笑
そして、
時間がかかるといっても
丸１日も時間をかけず、
たとえ完成度60％でも、
いえ、40％、30％でも
それで外に出てみましょう。
最初から100％にはなりません。
何でもそうですよね！
きものだとなぜか、
100％の完璧じゃないと
外に出て、ひと様に見せてはいけない！
と思っている方もいるのですが
そんなふうに、
思う必要はありません。
完璧ではなくても
自分で着て、外に出てみる。
そのためにも自分で一式、
揃えていただきたいと思います。
本当に着ようと思ったら
必ず揃える日が来ますから。
日本女性の最強の勝負服
きものを戦略的に着こなす！
ジャパネスク・ビューティー・クリエイター
上杉惠理子（うえすぎ えりこ）
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