さて今回は季節による着物の選び方です。
夏の和服と言えばは浴衣！というのはイメージが強いと思いますが、
それ以外の季節はどのようなものがあるんでしょうか。
今回は季節ごとに着たい普段着着物の種類をまとめましたので参考にしてみて下さい！
着物の時期は夏、冬、春秋に分けられます。
どの季節の着物なのかを分ける要素は2つ、仕立て方と生地の違いです。
この2つの組み合わせで四季に対応しているんですね。
先に仕立て方について説明しておくと、
裏地を付けずに仕立てたものが単(ひとえ)、裏地を付けて仕立てたものを袷(あわせ)、と呼びます。夏着物は単、冬着物は基本的に袷で物によっては単と思って下さい。
では季節毎に見ていきましょう。
まずは夏。夏の和服の代表は浴衣ですが、それ以外の着物を紹介してみます。
まず、麻の着物です。麻は洋服にも良く使われていますが、通気性、速乾性が高いのが特徴です。
肌触りゴワゴワとしていて、着た時に肌と生地の隙間に空気が入り込んで、汗をかいてもサラッとしていて快適な事この上ないです。
また、麻の快適さと綿の着心地を両立させた綿麻混合の生地の物も人気です。
絽(ろ)織、紗(しゃ)織の着物です。
こちらも夏着物で、主に絹の着物ですが襦袢が透けるような織り方の着物で見ているだけで涼しげです。夏のよそ行きという感じでしょうか。(絽の羽織をお召のおじ様とか素敵ですよね)
夏用とは言え、長襦袢を透かして着る着物ですので浴衣などと比べると、どうしても暑くなってしまします。
また季節柄、汗の汚れに気をつけなくてはいけません。
扱いは難しいですが着物好きならいつか手に入れたい！そんな着物です。
他にもサマーウールなんかもありますが、これに関しては筆者に着用の経験がないので割愛します。
続いて冬の着物行ってみましょう！
昔は暖房設備が整っていなかったからか、リサイクルの着物はここで挙げるものが殆ど。
先にも書きましたが、冬着物は生地に裏地を付けて仕立てた袷と、元々防寒性の高い生地を裏地無しで仕立てた単があります。
袷の着物は紬や化繊の着物が多く、仕立て上がりの物も良く見かけます。
その他に、ウール着物や厚手の木綿は防寒性が高い生地ですので裏地を付けないのが一般的です。
※紬(つむぎ)とは織り方の1つで正絹が殆どです。
さて最後は春、秋の着物です。 気候的にも着物が着易くて好きな季節です。
この時期は単の着物で紬、化繊、木綿などです。
気候が丁度良い！と感じる期間は短く、着る機会が少なくなってしまいがちな着物でもありますから、1着目としてはあまりおすすめは出来ません。
夏と冬の着物を揃えてからくらいが良いのではないかと思います。
単の着物を持っている方は自他共に認める着物好きなのではないでしょうか！
今回は季節ごとにどんな着物を着れば良いのかを紹介しました。
参考にしてもらえれば幸いです！
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