おはようございます。
堺市・中区の着付け教室、
マンツーマン形式で 着付けレッスンをしております
着物すたいる福和凛です。
その理由は、
この花は古来より、不吉とされているからだそうです。
なので、
彼岸花の柄は晴れ着や式服(振袖、留袖、七五三、等々)
彼岸花の別名には不吉な意味が込められている事が多く
『火事花』『疫病花』『死人草』『幽霊草』『血花』
綺麗な姿とは対照的に
何か不吉な歴史がありそうです。。。
これは、
日本では死者を土葬するのが一般的で
その死体にモグラやネズミなどが寄ってこないように
毒性の強い彼岸花を墓
墓場や死者を連想される花として
不吉とされるようになったようです。
また、彼岸花には別名が1000種類以上もあるそうで!!!
その中でも有名なのが
曼殊沙華(まんじゅしゃげ)
という別名。
この言葉は仏教用語で “天上の花” という意味を持ち
“天上=あの世” という解釈で不吉なイメージとされているのだそう。
このように、
自分自身のおしゃれ着として着る分には
他人からとやかく言われる筋合いはないですが
他人に対して敬意を表す装いのシーンでは
彼岸花の文様はタブー なのだと納得できますね。
このように、一度世間から消えかけた着物を
現代人が着用するには
絶対知っていなければならない知識というものがあります
10代20代そこそこの若者ならまだしも
大人の女性が着物を楽しむなら
そういった、一見マニアックに思えそうなことも
蔑ろにせず知っておかないと
相手を嫌な気持ちにさせてしまうこともあるかもしれません。
もう令和の時代ですから
彼岸花は不吉なものというイメージを
取っ払ってもよいのかもしれませんが
知ったうえで自分で選択していくことが
最も重要なことなのなのではないでしょうか。
お役に立てば幸いです♡


