30年ほど前の訪問着のシミ抜きです。
全体に変色がたくさんあり1つずつ地味に作業をしていくしかありません。
特にし白い柄の部分(胡粉)の変色もあり、
シミ抜きと胡粉を塗っていきます。
時間はかかりますが丁寧に頑張っていきたいと思います。
世界には様々な種類の織物がありますが、
そのなかで最も優れているベスト3は、
フランスのゴブラン織り、ペルシャ絨毯、
そして大島紬です。
1300年の歴史をほこる大島紬は世界最高峰の織物です。
男性でも羽織、長着、長襦袢などのアンサンブルを
誂えている方も多いのですが、
一度か二度程度しか着用したことない人も多いです。
生地としては非常に良い物ですし、
男性物はジャケットにしてもスタイリッシュな感じになります。
左側のジャケットは、女性物の大島紬を洗い張りし、
男性物のジャケットにしました。
格子柄がオシャレです!
右側は男性アンサンブルを同じく男性物のジャケットにしました。
アンサンブルで余った布でエプロンを4枚製作しました。
胸元(衿)に食事の際にスープが飛び、
水でトントンしたとのことでした。
どんどん広がってしまいます。
何もせずにつまむ程度がいいですね。
生地が重なっている部分はしみ抜きが
難しい場合もありますので、
お気を付けください。
30年以上前の黒留袖です。
白い胡粉部分は変色してきています。
特に目立つ部分だけ軽くしみ抜きと
新たに胡粉を塗りました。
5歳の祝着です。
何やらしみがいっぱい着いていましたが、
綺麗に処理できました!
25年前の振袖です。
白い柄部分に変色。。。
すごくショックを受けていましたが、
しみ抜きでき、喜んでいただきました。
喪服のカビ取りです。
紋周りは、しみ抜きができないことがあるので、
注意してください。
定期的な虫干しをお忘れなく・・・
留袖の裾から比翼が出てきています。
長年の保管で表地が縮んだのでしょう。
部分的にお直しさせていただきました。
白い付下です。
ゴマ粒程度の変色がたくさんありましたが、
少しずつ薄くしていき綺麗になりました。
30年前の振袖です。
肩山が茶色く変色しています。
さすがにこの状況では着用できないので、
頑張ってしみ抜きさせていただきました。
更新が遅れていますが、日々、多くの方から
ご依頼をいただいております。
色無地の古い染み抜き事例です。
右胸に茶色いシミができていました。
写真では地の色が違って見えますが、
光の加減でできているものです。
実際に変化はありません。
青系の染み抜きは非常に難しいのですが、
何とか目立たない程度になりました。
きつい衿汚れです。
その都度、お手入れされると取れやすいですが、
汚れが重なっていくと難しくなります。
何とか目立たない程度まで綺麗になりました。
40年以上前の振袖の裾付近です。
茶色く変色してしまっていますが、
綺麗になりました。
帯の変色です。
帯は染み抜きが難しい場合もありますが、
何とか綺麗になりました。
頑固な衿汚れです。
ちょうど折った部分がこのように汚れます。
綺麗に染み抜きできました。
30年ほど前の振袖です。
所々にシミがありましたので、
部分的に染み抜きさせていただきました。
紋のにじみです。
裏地が青くなってしまっています。
紋は濡れるとにじみますので注意が必要です・
3歳用の祝着です。
部分的に変色していましたので染み抜きさせていただきました。
喪服の裾にシミができていました。
染み抜きと染色をさせていただきました。
口紅の染み抜きです。
ついたばかりなので綺麗にとれました。
伊勢型の帯です。
汗ジミが完全にできていましたが、
目立たない程度まで綺麗になりました。