昨年の10月から受講している、京都の着付教室『鞠小路スタイル』での講師養成コース、12回中の10回目のレポです。


この回は、初級コース7回目から9回目(最終回)までのレッスンの組み立て方についてと、着物の模擬レッスンです。


7回目のレッスンでは、浴衣の着方と 3回目て習っている半幅帯のリボン返しを します。
浴衣のレッスンが、7回目というのも ちゃんと理由があってのことなんです。


そもそも、鞠小路スタイルでのレッスンでは、一つ一つの手順を確実にし、おさらいをしながら土台を固めた上で、新しいことを追加していきます。

例えば、①から⑩まで覚えないといけないことがあるとして、
毎回 ⑩まで伝えて、ここが出来ていない、これが抜けている…、というのではないのです。
こんなやり方だと、教える方も 習う方もストレスがたまるばっかりで、大変。
そして、いつまで経っても きれいに着られない。
でも…、実際のところ こんな感じの着付教室ありますよね。
(わたしが行ったことがある無料着付教室が、こんな感じでした…)



一方、『鞠小路スタイル』初級1回目では、今日は ①だけ。それが出来たらOK!!  

そして次に、いきなり②まで進むのではなく、①を復習して確実にしてから、②まで進む。この段階では、①②が出来ていれば、それで満点。完璧、パーフェクト♪


そんなふうに、一つ一つ土台を固めた上に 積み上げていくことにより、着物が全くの初心者でも きれいな着姿が手に入れられるんです。

例えるなら、小学生にいきなり難しい数学を説明したりしないということ。
まず、一年生は数字の書き方から。それが出来たら、はなまるI
そして、足し算。何回も練習して確実にしてから、次のステップに進んでいく。


一つ一つ積み重ねてきた上で、7回目に浴衣のレッスン。
浴衣は、長襦袢と着物の着方の手順の組み合わせ。今までやってきたことだから、なんだか サクサク着れちゃう。
ここで、今までの成果を実感してもらい、達成感を味わってもらう。

今まで着物を着たことがなかった人でも、浴衣は見よう見まねで着たことがある人は多いと思うけど、今までより断然、簡単にきれいに着られることにビックリする人が多いそう。
だから、この段階での浴衣レッスンって重要なんです。




続いて8回目では、タイムトライアル。
何分で着ないといけない、というのではなく、自分の着付けに掛かる時間を知るということ。
着物でお出掛けするときに、逆算して何分前から用意をしないといけないか、必要ですよね。

でももう1つ、裏の目的も…
時間を計られる、っていうと誰でも緊張するし、それまであんまり練習しなかった人も ちょっと練習してみようかなと思うみたいで、前回までより明らかに着姿が きれいになっていたりするんですって。


そして、9回目は総復習・質問タイム。


せっかくお金を払って習いに着ていただいている生徒さんですから、キチンと習得していただきたいですもんね。




長くなったので、模擬レッスン 着物編については、また…




最近、ようやくスタンドミラーを 買ったので、この日の着物コーデを 自撮りで♪

ざっくりとした紬、きれいなブルーです。




自撮り、むつかしいわぁ…

周りのいろんなゴチャゴチャしたものを 写さないようにするのが…


もう少し、片付けないと ね(^_^;)