京都の無地染め工場へ。市電沿いにある自宅兼工場は5坪程度の小さな場所。2台の機械が稼働中で反物状にした着物の生地を回転させながら染料液に何度もくぐらせる。
時折機械を止めて色をチェック。色見本と照らし合わせながら粉末状の染料を適量加えて再開。1時間程で染め上がる。染料の量は感覚。注文通りの色を生地の種類や状態を考慮しながら経験で培った感覚で仕上げていく。
48年間。決して表には出ない仕事だけれどずっとこの業界を支え続けてきた。着物が今も残っているのはこの世代の人達のお陰だと思う。繋げてくれたものをまた次に渡したい。そう思った。
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