《集まれば作れる》秩父銘仙の広幅反物 | 着物屋さんの中の人

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埼玉県熊谷市にて今年で創業17年になる着物屋の店主です
毎日着物を着て店頭や街中をウロウロしております

 

 

《集まれば作れる》

 

埼玉県秩父の織りの着物、秩父銘仙(絹100%)の広幅43.5cmを一緒に作りませんか。一定数が集まれば秩父銘仙の織元「新啓織物」さんにて広幅の反物を織っていただくことが出来る企画です。織元さんのご協力により実現しました。
 
 
 
■秩父銘仙「ほぐし織り」について
 
 秩父織物の起源は古く、古代には知々夫絹と呼ばれ、白絹の生産が行われており朝廷にも献上されたと伝えられています。
江戸時代には養蚕、絹織物の生産が盛んに行われました。明治時代に考案された「ほぐし織り」は経糸をずれないように仮織りをし、その経糸に型染めをした後、仮織り糸を解し取りながら本織りの緯糸を織り込むことから「解(ほぐ)し織り」と云われます。
 解(ほぐ)し織りの銘仙は大正、昭和にかけて大胆なモダンな柄行きでその名を全国に広め一世を風靡しました。軽く着心地によいこの布には表裏がありません。経糸に型染めをする為、大胆な大柄を表現することができます。
経糸の模様が緯糸に色と重なり合い深みのある色調が特徴です。
 この技法は機械化が困難な為、今も職人の手により一つ一つ丹誠込めて染められ、昔ながらの半木製力織機にて織られています。しかし、今はその技術を持つ職人もわずかとなり貴重な絹織物になりました。
 
 
 
■ほぐし織りの工程
 
・整経(せいけい)
必要な本数と長さの経糸(たていと)を整えてドラムに巻き取る
・仮織り(かりおり)
経糸を織機にかけ粗く仮織りする
・捺染(なっせん)
仮織りした経糸を機から下ろし捺染台に広げ、型染めを施し蒸して染料を定着させ乾燥させる
・本織り(ほんおり)
型染めした経糸を再び織機に掛け、仮織りした糸を解し取りながら本織りをする
 
 
 
※特殊な染織の特性、仮織り跡、型継ぎ跡、下敷きの当たり、反物内での色差、色ムラ、経糸単位の柄ズレ、織り段など生じる場合がございます
 
 
 
秩父銘仙織元
新啓織物
 
 
 
 
 
こんな方におすすめです。
 
広幅の着物がなくて裄が出ずに悔しい思いをされている方。埼玉県産の着物が欲しい方。数点限りのレアな着物が欲しい方。
 
 
 
■商品      
秩父銘仙の広幅反物
絹100%
幅・約43.5 cm
長さ・約12.5m
 
対応身長
男性 185cmまで
女性 173cmまで
 
 
■制作      
秩父銘仙織元
新啓織物
 
 
■柄       
立涌(たてわく)の1柄
 
 
※こすぎ店頭にて織り見本をご覧いただけます
 
 
■色      
No.1、No.2、No.3の3色よりお好きな色をお選びいただけます
 
※こすぎ店頭にて織り見本をご覧いただけます
 
 
■募集点数   
6点(残点)
お一人で複数可
 
色に関係なく「総数で6点集まれば制作スタート」となります。例えばNo.1が3点、No.2が1点、No.3が2点でも「3点+1点+2点=6点」となり制作スタートとなります。
 
 
■反物価格(1点/税込)
135,000円
 
 
■納期     
6点の注文が集まった時点から約90日後
 
 
 
立涌柄/色1番で仕立てが男着物がこちらです。細く上質な糸で織られていますので袷仕立てですと真冬でもとても暖かい着物に仕上ります。生地がしっかりしてますので単衣仕立てもおすすめです。
 
 
 
ご希望によりお仕立て加工も承ります。裏生地代と手縫い仕立て代で59,400円です。反物代と仕立て加工代を合わせて194,400円で袷のお着物として仕立て上がります。納期は反物と寸法が揃った時点より約40日です。※税込価格
 
 
お問い合わせは…
048-520-2436(小杉)
10:00〜18:30 /火曜定休