みなさん、こんにちは、キモカワまる公です。
なんか、ピグでおみくじが出ていたので引いてみました。
2021年残りの運勢は・・?
おお!!!
なんか良さそう。僕は運が上向きなのかもしれないです。
そういえば最近、僕の人気が爆発していて大変だって、菱斐っちさんが言っていました。僕は、罪深い男ですね。いやあ、まいったな。
「でも、今のこのスヌーピーの犬のコーデではなくて、それならまだ、燕尾服のほうが良かったような・・・」
すると、横でオウムのナッツが言いました。燕尾服なら自分とお揃いのコーデだって。お揃い・・・?
「あれ?菱斐っちさんは?どうしてナッツだけが居るの?」
「パオ!」
ナッツは、言いました。
「まるちゃん、来たわよ!」
菱斐っちさんは、お庭の水やりに少し時間がかかったのだそうです。
「僕の人気があるせいで、すみません」
僕は言いました。
「まるちゃんたちも、電子化が進んで、最近は省略できる書類は省略することもあるわよね。先月、まるちゃんに電話して、この郵便は送らないでください、そのほうが生産性向上に役立つと思います、って言ったら、まるちゃんがこう言うの・・・
『そうですか・・・、実は、他にも同じように言ってくる電話があります。もし、あと1回、そういう電話がかかってきたら、次から廃止しようと思っています』
まるちゃん、あと1回、電話があったら、廃止するのね。“リーチ”って感じかしら。あと5回も10回もかかってくると煩いけど、でもあと1回は必要みたい。あと1本だけ、クレームの電話がかかってくるといいわね」
菱斐っちさんは、祈るように言いました。
「そうでしたか、あと1回かかってきたら、廃止するんですね」
「そう、そして、その後、『廃止いたします』という文書が送られてきたわ。あと1回、電話が来たのね」
「・・・」
「1回だけ電話が来て、良かったわ」
「よ、よかったです・・・」
「自分でも、こんなの要らないよねーって、少し思っていても、まるちゃんだけだと、動かしづらいのかもね」
「民主制というのはそういうことなのかもしれません」
「まるちゃん、生産性が向上して良かったわ」
「ええ、いろいろとやりやすくなるのは、良いと思います」
「これからもっと、まるちゃんが付加価値の高いお仕事に、より力を注いでいけるように、業務効率化できることを祈っているわ」
菱斐っちさんは微笑みました。