みなさん、こんにちは。キモカワまる公です。
桜の花が、例年よりも早く咲いているようです。お元気でお過ごしですか?
最近、ピグのお庭で、きんと雲を貰いました。僕は気に入って乗っかっていますが、更に滑り台も置いた方がいいって、菱斐っちさんのおススメで置いてみたのですが、菱斐っちさんは早速滑っておいででした。
「シューーーッ!!」
のどかな春の日の午後です。先程までは、菱斐っちさん、
『お口もきれい、お手々もきれい、静かにひなちゃんもふりますー』
と言って、ひなちゃんをもふっておいででした。更に、新型コロナウィルス対策では、飼い主はペットにウィルスが付かないように、充分気を付けた方がいいと、力説しておいでです。
「なかなかスベリ具合もいい感じね。でも、そうそう、キットカット、抹茶味がまだ無いわ!」
菱斐っちさんは言いました。
「そういえば、どうして、いろいろキットカットが並んでいるんですか?」
今日は、キットカットが並んでいるんです。
菱斐っちさんは、2度頷くと、こう言いました。
「それは。日本も世界も、新型コロナで大変だけれど、それでも。・・・きっと勝つと」
「・・・」
「菱斐っちさんは、祈願の意味で、いろいろなキットカットを食べていらしたのですね」
まるで受験生のような感じでしょうか?単に、食べたかったから・・・では無いらしいです。
「でも、前回話した、どんたくについては・・・」
「ええ、忖度についてでしょうか?」
僕は、昨日、菱斐っちさんの辞書に、忖度の文字を加筆して来ました。ただ、それを菱斐っちさんがご覧になるかどうかは分かりません。
「すでに一度調査したから再調査に難色、というのも一理ではあるかもしれないけれど。前と同じ方法だけでは、同様に下の者が嫌な思いをして迷惑をするという状況も想像されるわよね」
「前回、職員には、かなりの迷惑がかかったかもしれません」
「想像ではあるけれど、野生の嗅覚では・・・」
「ええ、菱斐っちさんの優れた嗅覚では、いかがでしょうか?」
「はしご外し事件みたいなことがどこかにあったのでは無いかしら?
調子こいている権力者や、とりわけ独裁者は、偏西風というかビル風というかそういう流れを、優越的地位をもとに半ば分かっていて利用する、というようなことがありそう。もし仮にそんな感じだとしても、自分がそれで損をすることがハッキリするまでは、逃げるのかもしれない」
「ズルい感じにも聞こえます」
「でも、数名しか知ることができない案件について、他の者は、己のつたない知恵で想像するか、聞かされた虚言を妄信するかなどの、残念な結果のみが生じる可能性があるわ」
「そうなのかもしれない、難しい問題です」
「そう、優れたことをするために、優れない人と同じ認識を共有するのは至極無理目だけど、それは良い時。逆に悪い時は、悪いことをするために、一般の人と何らかの認識を共有するのはもともと無理目。良きにつけ、悪しきにつけ、どっちにしろ第三者は離れた場所のことを分かり辛い。そしてそれに乗じて、悪党が尾ひれはひれを付けて自分にだけ都合が良い吹聴をして周囲をかどわかすことは、実際に世の中に多数あるのよねー」
「困りますね」
「悪党のもともとの知性で考えれば、悪党自身、それが半ば本当と思っている、低能ゆえのことも少なくないかもしれない。真実というのは、まずそれを聞き知るためにも、誠実な姿勢や大いなる努力などが必要だけれど、悪党は性状からいって、そういったものに基本的に親和性が少ない人だろうから」
「そうであれば、残念です」
「妻が、自分でなにかやりたいと思ったとか聞くけれど、夫氏もそれほど自分でなにかやるタイプではない気もするわねー。タイプじゃない人が、急にやると、変なことになりかねないから、やらないのも一案と思うわ。でも、サイドの固め方が残念だったみたいね。笑い話じゃ無くて、実際問題、金持ちボンボン系などのトップは、女やたらしこみの劣悪な取り巻きを引き連れて歩いて肩入れすることが案外多くて、鼻つまみモノだけど、ほぼほぼ沈みゆく船です。人が作ったものを沈める係りかも。こういう経験者は世の中に多数いると思うわ。少なくとも上に立つ者は、それをやらないことが第一条件かもね」
「上に立つ者は身の回りも良く見るということでしょうか?」
「そして、下の調査をするかどうかという話しでは、それをするとしてもしないとしても、今度は、上の調査に重点を置いて、はしご外し事件を究明したほうが良さそうね。どこがやるのかしら?」
夕方になったので、菱斐っちさんは、帰ってやることがいっぱい溜まっているからとお戻りになりました。みなさん、忙しかったり、とまどったり、新型コロナウィルス関係の問題も広がっていて大変そうです。無理せず、滋養強壮に心掛けて、頑張ってください。まるも、頑張ります。