下の部屋にある母の祭壇に子どもは全く寄りつかない


ババが亡くなって、悲しくないの?

子供に聞いてみた


悲しいけど、歳だから仕方ないかなと思ってる

パパに比べたら長生きだよ


確かに主人と比べたら、立派に天寿を全うしたと言える


主人の話は食事中にすることが多い


子どもにとって、主人が亡くなる1ヶ月前の主人の言葉がずっと残っているようだ


病院であと1ヶ月もたないかもと言われ、子どもにその事を伝えた時、子どもは涙ぐんでいた


病気であることは分かっていたが、治ると信じていたから


そんな子どもに対して

こんなパパのために泣いてくれるんだねと言った言葉…


主人も涙ぐんでいた…


病気には勝てないこと、受け入れることしかできなかった…