良くある「人生は川の流れのようだ」をキムなりに例えてみた。 | 喫茶きむ

どもどもキムです。

 

「人生は川の流れのようだ」

 

なんて良く言われます。

 

 

 

ってゆーことで、

 

人生が川の流れだとしたら・・・

 

というのをキムなりに妄想して見ました。

 

 

 

とりあえず、

なぜか設定を河童の世界としましたww

 

 

 

 

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ここは河童の世界。

 

広大な川に住む河童たち。

 

 

 

河童族には昔からある伝説がありました。

 

 

 

 

『川に流されて下流に行くと、

 そこは天国のような素晴らしい景色が広がっている』

 

 

 

 

誰もが、本当は下流に広がる景色をみんなこの目で見てみたいと感じています。

 

 

 

子どもの頃は自由に流されて遊んでいた河童たち。

 

 

でも、大きくなるにつれ、河童たちは「泳げ!」と教えられ始めます。

 

 

 

言われた通りに泳ぐと褒められ、

言われた通りに泳がないと叱られる。

 

 

あっちに泳げば安定した人生が送れるぞ。

あっちに泳げば他の河童よりたくさんお金がもらえるぞ。

みんなあっちに泳ぐんだから、お前もあっちに泳げ。

 

 

流されるなんて馬鹿馬鹿しい。

そんな夢みたいなこと言ってないで、しっかり泳げ!

 

 

 

来る日も来る日も河童たちはそう教えられて来ました。

 

 

 

覚悟を決めてある河童が流されようとして、

また疲れた表情で泳いで帰ってくるのを見るとみんなは大喜びします。

 

 

 

「ほら言わんこっちゃない。

 流されるのは危険なことなんだ」

 

 

河童たちは

今、自分がいるその場所に慣れ親しんでいるので、

 

同じ場所をキープしようと泳ぎ続けます。

 

 

 

例えどんなに急流であっても、

河童たちは住み慣れたその場所に留まろうと必死で泳ぐのです。

 

 

 

中には必死に川上に向かって泳ぐ人もいます。

 

 

 

なぜ、河童たちは力を抜いてただ流されることを頑なに拒否するのでしょうか?

 

 

 

そう実は、

 

川はお化け屋敷のようなところを流れているからです。

 

 

 

 

 

流れると見たことのないお化けと遭遇してしまうのです。

 

 

だから、河童は慣れた場所に一生懸命留まろうとするのです。

 

 

 

少しでも流されるとお化けと出会い、そして脅かされます。

 

「ちゃんと働け〜!」

「お金がなくなるぞ〜!」

「嫌われるぞ〜!」

 

 

流れに身を任せているとすぐにお化けに遭遇するので、

慌てて川上に戻る人もたくさんいます。

 

 

そして、言います。

 

「やっぱりちゃんと働かないと」

「お金がかかるからね」

「わがまま言ったらダメだよね」

 

 

 

 

そんな人たちは、川の流れに乗ってスイスイ進む人を見ると言います。

 

 

「ちゃんと泳げ!ダメなやつだ」

「老後のことも考えろ!」

「自分勝手なやつだ!迷惑かけてるのがわからないのか!」

「あいつのせいでこっちまでお化けに出会うじゃないか!」

 

 

 

そんな言葉をかけられて、流されていくことを諦めてしまう河童もたくさんいます。

 

 

 

ですが、

中にはそのまんま流されて行ってしまう

河童もいるのです。

 

 

 

 

もちろん、流されていく人はお化けに次から次へとたくさん遭遇します。

 

 

ですが、そのお化け、

所詮、本物のお化けではないのです。

 

 

そう。ここはお化け屋敷なのです。

 

 

 

お化けは

 

「ちゃんと働け〜!」

「お金がなくなるぞ〜!」

「嫌われるぞ〜!」

 

 

 

と口では言ってますし、一見強面ですが、

 

良く良く見ると、

案外優しげな表情をしています。

 

 

 

されに良く良く見ると、

胸にプラカードを下げている!

 

 

「愛してるよ!」

「大丈夫だよ!」

「君は素晴らしい!」

 

 

 

怖くて目を背けていた時は気づかないけど、ちゃんと見てみると

 

お化けは河童を応援してくれていたのです。

 

 

もちろんお化けは出てくるたびにどんどん大きくなって、

より怖くなっていきますが、

 

 

どのお化けも、河童を応援し、愛してくれていたのです。

 

 

 

それに気づいた河童は喜んで流されていきます。

 

 

中にはお化けに恐怖を感じたまま流されて行く河童もいますが、

 

流されている河童には、

同じように流されている仲間がどんどん集まってくるのです。

 

 

 

その中にはお化けは怖くないよ〜と教えてくれる河童もいるので、

 

早かれ遅かれ、結局はお化けが怖くないことをいずれ知ることになります。

 

 

 

流される喜びを知った河童は、

後は楽しく、自由に、流されて行くだけなのです。

 

 

そして、川の流れに逆らって、同じ場所をキープすることに必死な河童に伝えます。

 

「おーい!流されるのって楽しいよ〜!!」

「流されて見たら自由だったよ〜〜!!!」

「流されても大丈夫だよ〜!!」

 

 

最近は流され始める河童が増えて来たとか。。。

 

 

 

さて。

余談ですが、

 

川上に必死に泳いでいた河童、

急流に逆らって泳いでいた河童たちは、

 

体力も気力も限界を迎え、心も傷つき、

いつか諦める時がくる河童も案外多くいるそうです。

 

 

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どう?

伝わる??

 

 

人は力を抜いて生きていれば自然と流れて行きます。

 

人生という川はしっかりとあなたの行きたい所に向かうように出来ています。

 

 

そんなはずはない!

行きたい所にたどり着かない!という人もいます。

 

 

そんな人も良くいますが理由は簡単です。

 

 

流れてませんから!(笑)

 

 

 

川の流れに身を任せるとは、

「ありのまま生きる」とどこか似ています。

 

川の流れに身を任せるとは、

「やりたいことをやりたいようにやる」にどこか似ています。

 

川の流れに身を任せるとは、

「手放す」にどこか似ています。

 

川の流れに身を任せるとは

「あきらめる」にどこか似ています。

 

 

 

 

 

この「川の流れに身を任せる」とは、

何かと恐怖が付きまといます。

 

 

意外と、どこまでいっても恐怖が付きまといます。

 

 

ですが、慣れます(笑)

 

 

 

所詮、偽物ですから。