待ち合わせの5分前に到着し、しばらく周辺をウロウロ
写真で顔はある程度把握しているものの、実物が別人だったらどうしよう、と毎回この時間はスリルとサスペンス








結局、約束の時間より10分ほど遅れて登場

年齢層高めのいわゆるカフェではなく喫茶店にて、お茶をすることに🍵
私達の隣の席では、60代らしきおば様二人がノートを取り出し、なんだか怪しい勉強中



そんな周辺チェックを済ませ、向かい合ってマジマジと彼のファッションを見ていたら、まぁ見事に
ハイブランドコーディネート

・モンクレールのリボンを貼り付けたようなブルゾン
・バレンシアガの包装紙のようなニット
・バレンシアガのダディシューズ
・CHANELのJ12の時計
・VUITTONのダミエのリュック
※ 全てが各スーパーブランドのアイコン的商品達
身体張ってブランド宣伝しとる‼️
状態







そして自分の実績?についてつらつらと話し始めた
お母さんを早くに亡くしたこと←可哀想
ポイント
ポイント29歳で会社を友人と立ち上げ、その利益で保育園を建設したこと←素敵
ポイント
ポイント歴代彼女にしてきた豪華サプライズ(ヘリ貸切で空から花火鑑賞etc..)←やだ
ロマンチストポイント
ロマンチストポイント彼女には甘えられてこそ初めて男だと思っていること←抱擁力あるんですポイント
こんなに細いけど腹筋割れてるんです←男らしさも備えてますポイント
を一気に聴かされ、途中、記憶がない部分すらチラホラ……
ただ大半、いつも落ち着くところは
僕、お金ならあるんです‼️
すごいでしょ‼️
的な話




自分の携帯に入っている、豪華ホテルに宿泊してる写真や、ドバイでの贅沢旅行の写真、会員制ホテルの写真、ありとあらゆる贅沢写真を惜し気もなく私に見せてくれました…というか、ほぼ見ることを強要され………?
オチも面白くもなんともない自慢話を延々2時間ほど聞かされ、すっかり
すごいですねbotと化した私。
多分この日のこの時間で私の人生で使うほとんどの
「へー…すごいですね‼️」
「へー…素敵ですね‼️」
は使い切ったと思う……
今後、私がこういった話で反応が鈍くてもこの彼のせいだと理解してほしいくらい

そしてそろそろ「すごいですね廃人
」が出来上がろうか、という頃、彼から
そろそろ行きましょうか
という解放宣言✨✨
そして彼はおもむろに伝票を手に取り、金額を確認するやいなや
小銭ある??
と一言。
端数の何十何円の部分のことかと思い、財布👛を覗き込むけれど、残念ながら500円玉しかない



そしてそのまんまを伝えたところ
じゃぁ500円でいいよ
ニッコリ✨✨
500円で、いい
と言うけれど………
それ、半分以上払ってますからあぁぁぁぁぁぁ‼️‼️‼️
ざんねぇーん‼️
(ふるっ)
つーか、金持ち自慢散々聞かしといて、お茶代はワリカンですか、そーですか‼️





なんていう心の叫びはおくびにも出さず、ニッコリ✨とそのワンコインを差し出したのでした



本来なら、これでジエンドとなるのが普通のこの案件
ここで終わらせないのが、ダメンズといわれる私の真骨頂、人生ネタ作りの私なのです
キリッ✨
キリッ✨そしてまた、🎵ラビリンスのLINE生活からウルトラCバリの展開を繰り広げることとなるのでした……