Tシャツを下着から外着に昇格させたのは
映画「欲望という名の電車」に出演したマーロン・ブランドだ。
正確にはこの映画の製作者・劇作家ののテネシー・ウイリアムスだけど。
この映画が作られたのは、第二次世界大戦後間もなくで
戦争の疲弊から立ち直り、アメリカンスタイルである
カジュアルに向かうまさにその時。
この映画ではスタジャン(スタジアムジャンパー)を脱ぎ
Tシャツ姿にマッチョな身体を頻繁に披露する。
このスタイルって今でも同じというか
全然変わっていない。
アメリカはカジュアルの国
移民の集まりだからすべてを自由にカジュアルにしていくことが
共通言語になっていくのだろう。
自由という一つの価値観が。
しかし、年を重ねたマーロン・ブランドはいいね。
まさにカジュアルからクラッシックになっていく。
そんな男になるよ、俺も。