どんなに時代が変わっていこうともスーツには注文服と既製服だけです。
スーツに流行と言う現象が現れたのは戦後で、大量生産、大量消費の時代背景と一致する。
個人のための服は、服が人間に近づいて来るが、大衆のための服は個人が服に合わせていかなければならない。
そこに既製服選びの難しさがある。
既製服に飾り付けや流行を取り入れるのは、見た目の奇抜さで気に入られる小手先に他ならない。
われわれモデルの撮影では、身体にフィットさせるため背中に何本ものピンで補整する時も少なくありません。
写真で見る決まったモデルのポーズは完全に静止状態のもので、普段の動きでは到底無理なラインです。
スーツで最も重要なのは自分に合った「サイズ感」です。
自分に合ったサイズ感でスーツを着るヒントは
スーツは楽な服ではなく、楽じゃないモノの中からいかに着やすいものを選ぶかです。
デザイナー名やブランドで選ぶにではなく、自分自身の着心地感で選択すべきで、流行に惑わされないことが大切です。
流行とは一番新しく、一番早く古くなるものです。
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