勝手にCM評論家木村公一です。
昭和を代表するテレビコマーシャル。中外製薬「グロンサン」
高田純二さん主演のコマーシャルで抜群のコピーライティング「五時から男」。映像、音楽に「五時から男」と言葉が入ってくるとものすごいパワーが生まれてくる。
人物像、性格がストレートに感じられる。いるいるこんな男!俺?みたいな、、
このコマーシャルは時代が見える。本当にすごいコマーシャルだ。
この頃は平日でもタクシーが拾えなくてみんなタクシー乗り場に並んでいた。なんとバブル!そんな時代の五時から男。バブルと言う時代が量産していた五時から男。
それにしても高田順二さんのキャラクターとグロンサンが妙にマッチして、五時からは遊ぶもの五時からは遊んでいいんだとこれまた妙に説得力がある。
五時から男は遊んでもいい?五時から男はグロンサン飲んだら遊んでいいよ。五時から遊ぶんだったらグロンサン飲みなさい!と言われているような、、
しかし高度成長で管理社会に対する抵抗と言うものも感じられる。
ターゲットを徹底的に絞り込んだとても戦略的なコマーシャル。