今日は靴の手入れをご紹介します。基本的に靴を磨く事と手入れは違います。靴屋さんは光らせる事が仕事ですが、自分で手入れをする場合は革の手入れ、自分の肌と同じ感覚です。
用意するものはこれだけ、使い古した歯ブラシ、シュークリーム、ブラシ、いらなくなったタオル、ストッキング。
まずは、コバの部分の汚れを落とし、タオルで全体の汚れも落とします。コバは汚れが溜まりやすいので、ゴシゴシ行きます。
そして、クリームを少量、全体にまんべんなく塗り込んで行きます。
靴底と、コバに少量のクリームを塗ります。裏も栄養が欲しいんです。今回はクリアーですが、黒にはプラムを潰したものや、茶にはコーヒーのカスを入れたする人もいます。まあ、この辺がこだわりで楽しさですね。
そして、十分休ませて(この間にコーヒーを入れて飲んだり、ビールを飲んでくつろいだり) から、ブラシをかける。力を入れずにまんべんなく。
そして、最後の仕上げストッキングをきつく丸めて、多少強めに、もう一度クリームを伸ばす感じで、ストッキングをこすりつける。この、ストッキングは、うちの奥さんのものだが、これが若い女の子の物でも光り方は同じだろうか？とか、考えながら必死で磨き続ける！
すると、この通り出来上がります。黒い靴は磨き続けると段々緑色かかってくるらしいが、磨いて緑になったらいいね。
これは、ちょっと引く人がいるかもしれませんが、艶を出すコツがあるんです。ラグビー経験者だったら知っていると思いますが、あのラグビーボールは唾を付けて磨くと何とも言えない手に吸いつくようは感触と、アンティークの様な艶が出てきますが、これと同じなんです。最後に唾で磨くと光り方が全然違ってきます。
「スピット・アンド・ポリッシュ」と言って英国では伝統的な磨き方なんです。是非試してみて下さい！
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