男の外見力UP!コーチ木村公一です。
立ち姿が美しい、姿勢が整っている。
こう言う人を見るとその姿だけで存在感を感じる。立つという漢字は、人が天に向かって両手をいっぱいに広げた姿を表す。
たおやかにのびのびと生きている様子が立っている姿。存在自体が積極的で、生きている事そのものを無条件に受け入れている姿、喜びそのもののような気がする。
うつむき加減で、元気のない様子はただ止まっているだけだろうか。
立ち姿、姿勢は生活習慣や環境、考え方、地位などでも変わってくるだろう。
「肩身が狭い」とは、背中や肩で自分の腹、心を覆い隠した身体の使い方、周りを余りにも気にしすぎるため防御態勢に入っている様子
それとは逆に、胸襟を開くとは、胸をひらき心を明らかに表し腹を割ること、堂々と意見を言い合う姿を想像する。
腹が据わっているは、身体、心が落ち着いた状態、逃げも隠れもしないぞという本当の強さ、確固たる意志を感じる様子。
日本語はすごいね、まだまだ数えきれないくらい、身体に関しての言葉があるけど自分が一番好きな身体に関する言葉は「一本筋が通ってる」 「芯がある人」のように線に関する言葉、和服自体が、線の美しさで表現するものでもあるが、生き方に通ずるような氣がする。
日本は昔から心にはあまり重きを置いていなかった。心はころころ変わるから心と言う。何かの拍子で変わってしまう心より、習慣、想いを大切にした。
日本の伝統芸能が構えから入り、型の習得を第一にする意味はここにある。
徹底的に型にはめる、自分の個性は許されない、とことんとことん型にはめて、はめて、はめて、それでも出てくるモノ、それが本当の個性なんだと言う事を教える。
自分が個性だと思っているものは大体単なるクセに他ならない。
ここまで型が身に着けば、型なしという醜態は表さない。
一竹辻が花「舞衣夢」より