「俺、写真映りが悪いんだよ」と言う人がいる。
「写真映りが悪い」と言う事は、本当の自分はもっとハンサムで、もっと人相が良いと思っているから?
「ハイ、チーズ」のシャッターのタイミングに合わせようとすると、たいがい息が止まってしまう。
息が止まっている身体は緊張状態で、死体と同じ。
写真映りが悪いと感じる写真は、正面に構え、表情は石のように固まった物体が映った写真で、平面の紙に正面ではぺったんこだ。
幼い子供の写真が生き生き映るのは、そこに良く見せようとか、こう見せようと言う計算が無い自由な身体と、自然な自分の呼吸があるからだ。
写真映りが悪いと言っても、カメラは正確にその場面、その人物を写し取る。
ようは被写体の側に問題がある。
平面に映る写真の場合、身体、顔の角度を斜めに構え奥行きを持たせる。
そしてシャッターチャンスに合わせ、「吸って、吐く」をそのタイミングに合わせる、吐いている時を撮らせると大体表情が緩んで自然に映る。
笑っている状態と同じだからだ。
また顔の大きい人は、斜に構えて、顔だけを後に構える。一緒に並んだ場合は、相手より前に顔を出さない様にする。
目線はカメラの奥に、一番好きな人がいて、その人に目で話し掛けるように。
写真はナチュラルよりも少しの働きが必要、
心の中は「大好きだよ」とつぶやくと自然といい笑顔になる。
もっと良い笑顔を作るには心の中で「お金頂戴」とねだる。
本気でいい笑顔になる。
これ本当に効くんです。