この季節になると革靴に靴下を履くべきか、素足で石田純一さんになるか、けっこう悩む。
スーツの場合は靴下は履くのが当たり前、履かないとただ単に忘れた人にしか見えない。問題はジャケットとパンツの時、カジュアルは色の合わせが微妙に難しい。だからいっそのこと履かないほうがスッキリまとまるから素足を選ぶことになる。
個人的には真っ白いパンツに、薄茶のスリッポンは履いているだけで心が軽くなるような気持ちになる。
この靴下には、水虫の予防、匂いの対策、それからあまり綺麗とはいえない脛毛をスッポリ包み込んで、無駄なものを見せないようにすると言う役割がある。
お洒落の基本は簡素、エレガントさとは、余計なものは見せないという事に集約される。
僕は素足には、他にもう一つ隠されたメッセージがあるように思う。
それはセクシーな男がシャツのボタンを二つ外し、大きく胸元を見せるのは、厚い胸板、上半身をアピールするためで、こう言った男性はまず間違いなく素足で靴を履いている。
では下半身の素足はどこをアピールしているのかと言えば、ちょっとHだけど男の下半身そのものではなだろうか。
上半身の胸元、下半身の素足は、本人が意識しているのかどうかは別として、オスしての目いっぱいのセックスアピールではないかと思う。
靴下もオンとオフを使い分ける、なんでもそうだが中途半端が一番いけない、見せる時は見せる、見せない時は徹底的に見せない姿勢が、色気やセクシーに繋がるのかも知れない。
男は足元を引き締めると、気持ちまで引き締まるから不思議だ。