アンニョンハセヨ、キムチ王子です。
秋が深まると思い出す実家での思い出の一つは、キムジャンです。
*キムジャン:冬の間食べるキムチを晩秋~初冬に漬けること。
今は家族が減り、母と兄家族だけでキムジャンをやっていますが、
僕が子供の頃は近所のお母さん達が集まって助け合いながらやっていました。
7人家族が長い冬の間食べる分を一度に作っていたので相当の量だったと思います。
あまりにも量が多かったので、町では日を決めて順番に家を回りながらキムジャンをやりました。
みんなで助け合いながらやっても大変な行事だったと思いますが、
みんなでやったからお祝いことをしているかのように楽しく見えました。
自分の中でキムジャンはお互い「助け合う!」事です。
韓国の冬を告げる風物詩と言えるキムジャンを日本の方々に分かってもらうための100名参加のキムジャン体験イベントがありました。
僕は善玉先生から声をかけていただきスタッフとして参加しました。
今回のキムジャン体験イベントは韓国の光州市が主催しました。
光州市は韓国でも農水産物が豊富な全羅道(チョルラド)で一番大きい町です。
100名のキムジャン体験の講師はキムチ名人の趙善玉先生でした。
材料一つ一つの役割と意味を丁寧に説明をしながら歌も歌いながら楽しく進めました。
今回はゆず茶を入れて爽やかなキムチを作りました。
100名が一緒にキムジャンをする姿は中々見れないことで圧巻でした。
キムジャン体験が終わってからはボッサムとチヂミを食べながら話に花を咲かせました。
一緒に仕事をして一緒にご飯を食べることでより中が深まりますよね。
“良いことを分け合うと倍になるし、辛いことを分け合うと半分になる”と言う言葉がありますよね。
光州市はただキムジャンの体験をしてもらうんじゃなく、キムジャンを通して韓国の分け合う心と助け合う心も分かって欲しかったと思います。
来年は東京ドームでできたらいいなあ(笑)