今日は、ジュンスの話題ではありません。
興味のない方は、スルーしてください。
昨日、外科の先生(主治医)の口から出た言葉、「耐性」についてです。
【耐性】たいせい
病原菌などが、環境条件や一定の薬物に耐えて生きる性質。
【以下、参考サイト】 「病院の言葉」を分かりやすくする提案
まずこれだけは
抵抗性
細菌やウイルスが薬に対して抵抗力を持つようになり、薬が効かなくなること
少し詳しく
同じ薬を繰り返し使うことによって、
細菌やウイルス、がん細胞などが、その薬に耐える(抵抗する)力を持つことです。
その結果、これまでは効いていた薬が効かなくなってきます。
この場合は、量を増やしたり、別の薬に切り替えたりする必要があります。
時間をかけてじっくりと
これまでは効いていた薬を使っても、
細菌やウイルス、がん細胞などの増殖を抑えることができなくなったとき、
『耐性ができた』『耐性を獲得した』などと言います。
万能薬のように使われていた抗生剤が効かない
『耐性菌』が生まれたのも、
抗生剤の使い方を誤ったために菌が耐性を獲得したのが原因です。
がん細胞も、性質が変化して耐性を獲得し、
薬の効果が見られなくなるときがあります。
つまり、
現在、私の乳がん治療に使われている分子標的治療薬「ハーセプチン」に『耐性ができた』ということらしいです。
先生のこの言葉をどう受け取れば良いのでしょう?
新たな治療法として先生から提案されたのは、『カドサイラ』という薬を使うということです。
こちらの説明文中で、ちょいと気になるところ、、、
警告
本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤が適切と判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては、本剤の添付文書を参照して十分注意すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
肺臓炎、間質性肺炎等の間質性肺疾患があらわれ、死亡に至る例も報告されているので、初期症状(呼吸困難、咳嗽、疲労、肺浸潤等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行うこと(「重大な副作用」の項参照)。
禁忌
次の患者には投与しないこと
本剤の成分又はトラスツズマブ(遺伝子組換え)に対し過敏症(過敏症と鑑別困難で死亡につながるおそれのある重篤なInfusion reactionを含む)の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能効果
HER2陽性の手術不能又は再発乳癌
効能効果に関連する使用上の注意
HER2陽性の検査は、十分な経験を有する病理医又は検査施設において実施すること。
本剤の手術の補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
本剤は、トラスツズマブ(遺伝子組換え)及びタキサン系抗悪性腫瘍剤による化学療法の治療歴のある患者に投与すること。
【以下、参考サイト】 乳がんINFOナビ「乳がんのサブタイプ」
私の場合は『HER2陽性』
ホルモン受容体陰性で(ルミナルタイプではない)HER2陽性の乳がんは、乳がん全体の10%程度を占めます。ホルモン受容体をもたないため、ホルモン療法の効果は期待できません。抗HER2療法と化学療法の併用が推奨されています。
抗HER2療法は、分子標的治療薬を使う方法で
化学療法は、いわゆる抗がん剤治療のこと。
当初は、併用で治療をしていましたが、
危険性をはらむ副作用があったため、途中から抗HER2療法だけになりました。
「耐性」という発言があったことから、治療方法が次の段階に入ると考えるべきでしょうね。
そうこうしているうちに、新薬が使えるようになり
癌が劇的に回復することを祈るしかありません。
頑張れ!医学博士と、その仲間たち!
頑張れ!世界中の外科医たち!
頑張れ!がん患者の人たち!
とにかく、前向きで行きます!
ポジティブに生きます!
ジュンちゃんが、あと554日で帰ってくるんです。
頑張って待つしかないですよ。
あなたに再び会うまでは、
決して死にまっしぇん!!
ジュンス、ファイティン!
自分も、ファイティン!