アスリートだけでなくフィットネスクラブで一般の方への運動指導も行なっており、筋力アップや運動不足の改善、肩や腰の不調改善などの要望がある中で、多くあるのがゴルフで飛距離を伸ばしたい、スイングを安定させたいという要望です。
私自身ゴルフはほとんどしないのですが(今年から始めようと思ってます)、股関節や肩甲骨、脊椎の動き方、力が1番伝わるポイント、力の発揮する方向などの技術的観点ではない部分からアプローチさせていただいております。
先日テレビを見ている時に「このスイングイメージいいなぁ」と感じた選手がおりました!
女子プロゴルファーの笠りつ子選手です!
ノーコック打法というテイクバック時に手首を曲げずにスイングする打法をする選手です。
失礼ながら名前は知っておりましたが、どんな選手かは知りませんでした。
では自分が見ていて他の選手に比べてどう違うのかという点ですが、
・ボールを置く位置が足幅の真ん中に近い
・ノーコックということもあり、テイクバックの際に綺麗な一直線の形になる
・ボールが真ん中よりにあるためスイングしてインパクトの際の重心はやや後ろ目にある
・インパクトから振り切るまでの部分で、他の選手に比べてインパクトの場所が後ろであるため前方向に体重移動プラスでボールを押し込むように打つことができる
・他の選手のスイングに比べて、柔軟性と下半身や体幹部の強さが必要と感じた
大まかにあげるとこのような感じです。
テイクバックだけでかなり違うと思います。
ここからはテレビの内容なのでそれをブログにアップしたりしていいかわからないので、自分のイメージで違いを作って見ました。
ゴルフほとんどやったことないので下手くそな形で申し訳ないのですが、ダンベルをボールの置いている位置と仮定して、最初の方が笠選手のイメージ、次が他の選手のイメージです。
笠選手の打ち方は野球で今主流とされる打ち方であるテイクバック時に軸足に体重を乗せてからスイングが始まっても軸足に体重を残してスイングをしていく形に似ていると思います。
イメージとしては松井秀喜選手や筒香選手、坂本選手などに近いです!
ボールが動いている野球と違って、止まっているボールを打つゴルフですが、小さいボールで長いクラブをコントロールするのは大変な動作だと思います。
個人的にはインパクトするまでの間に身体がブレるような動作はなるべくない方が良いと考えているので、ボールを前足近くで捉えるより、真ん中近くで捉えてそこから振り抜いていった方が安定性もあり、力もうまく伝わっていくのではないかと思います。
ただあくまでも個人的な見解なのと、技術レベルの高さとフィジカルの強さを有する部分はあります。
番組では笠選手がトレーニングする部分も流れておりましたが、追い込んでおりました!
ただイメージと合致する選手がいて、その選手が活躍していると嬉しいのと、トレーニング指導をしている中で自分のイメージが必ずしも間違ってはいないのかなと感じることができました。
常識を疑えなんていう言葉がありますが、昔からある型が必ずしも良いというわけではなく、なぜ良いのかを理論的に考えてみることが大切だなと最近思っております。


