神の守り人 来訪編 | きむきむ父ちゃん@滋賀県草津市で働く専業農家のブログ

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農家の長男に生まれて36年、農家と名乗って6年目。まだまだペーペーでございます

上橋菜穂子の守り人シリーズ5冊目

 

上橋作品は埃っぽく、匂いが文章から滲み出てくる。

 

傷が痛い。

 

バルサやタンダの生が存在する

 

 

 

『バルサは手をのばして、アスラの頭にふれた。とたんに、アスラは、堰が切れたように泣きはじめた。バルサの膝に顔をうずめて、声をおしころして泣いた。』

 

ジグロから受け継がれた父性

 

 

『「こうやって、傷が治っていくのを見るたびに、思うんだ。・・・ああ、身体が生きようとしてるんだなぁってさ」』

 

生きることへの執着

 

 

『「わたしの養父が、いっていた。ーーー絶望するしかない窮地に追いこまれても、目の前が暗くなって、魂が身体を離れるその瞬間まで、あきらめるな。

 力をつくしても報われないことはあるが、あきらめてしまえば、絶対に助からないのだからってね」』

 

決してあきらめることなく最善の一手を打つことに全力を尽くす

 

アラフォーのオジサンがファンタジーなどと言われるかもしれないが、ファンタジーだからこそ描けるリアルに生きる姿

 

ワタクシ。たちは学ばなければならない

 

 

今日はこんな感じ。。。