大人の事情なんて知らないけれど、民放のTVではあまり取り上げられない映画。
でもオタキング岡田斗司夫がニコ生で「100点満点」
宇多丸師匠がラジオで「5000億点」をつけた作品ならば見なければならないのです。
全国63館から始まり現在は200館を超えるとか。
僕が知ったときは滋賀県わずか1館、しかも遠い・・・。
最近、近くで上映されるようになったので1月7日の公開日にいってきました。一人で・・・。
「どうせ、この人最後に死なはるんやろ?」
誘った息子の一言が全てを物語っているように思います。
今までの戦争映画はいかに戦争を残酷なものに見せるか
火垂るの墓のように、悲しい悲しい物語になるのが分かっているから
子どもたちも見たいとは思いません。
この映画も、戦争、原爆が物語の軸にあるので
とても悲しくて悲しくてやりきれない
『でも』
人々は生きている、生きようとしていた
ということが描かれていたように思います。
一週間前に見た『君の名は。』が未だ満員だったのに対し、
小さめの劇場に半分入るかどうかのお客さん。
これでいいのか滋賀県の人。
見たら号泣とか、涙が止まらないとか
そんな謳い文句など参考にすべきではない。
ただただ登場人物の「生きている感」がスゴイし
家族で見て、話し合いができる映画です。
僕自身は終了して館内が明るくなる直前の
すずさんのあれでウルっときてしまいましたが
エピソードごとのオチにニヤッとすることも沢山ありましたよ。
一見の価値あり、映画館で見たということを
後々の人に自慢できる作品だと思いました。
オススメです。。。