やっぱり面白い。市場でもついつい野球の話題になってしまいます。
野球中継を盛り上げるのが、解説者と呼ばれる人たち。
やっぱり現役に近い人の方が選手目線で臨場感もあってわかりやすい。
今の一押しは、立浪さんと矢野さん。
立浪さんは打者目線、矢野さんは捕手目線の解説がわかりやすく、
選手の精神状態や、勝負のやりとりが面白い。
投手出身の人の解説はあまりしっくりきません。
現役時代ストレートが速かった人は特に。。。
あと精神論が多い人も苦手です。
「気持ち」「気合い」「根性」をよく使う解説やったら誰でもできる。
一言目が否定から入り、自分の考えを永遠としゃべる人もあんまり・・
本人は「これだけ知ってます。取材しました」といいたいだろうけど、
自分の意見を短くまとめられていないだけ。
「今日はもう勝ちますよ」「ホームラン打ちますよ」みたいに
ただの予想屋になっている人なんて論外。
これだけ書いて、別格が一人います。
それが世界の「盗塁王 福本豊」
タコヤキ発言ばかりが一人歩きしていますが、
自分のポリシーをしっかり持っているところが好きです。
例えば、一塁へヘッドスライディングは大嫌い。
理由は通り抜けた方が速いし、ケガするから。
また飛び込んで捕球したら何でも「ファインプレー」という実況を怒る。
理由は、普通に捕れるから。「あんなん普通やん!」っていいます。
暖かくなってくるとアロハシャツで解説するし、宝塚歌劇が大好き。
毎年、障害者野球の大会を主催していたりもする。
阪急時代の上田監督の間違い発言で引退し、
立ちションができなくなると国民栄誉賞をことわるところも素敵。
この底しれぬバックヤードがよい。もう神の域です。
走らんかい! (ベースボール・マガジン社新書 28)/福本 豊

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