「不謹慎」という言葉 | きむきむ父ちゃん@滋賀県草津市で働く専業農家のブログ

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農家の長男に生まれて36年、農家と名乗って6年目。まだまだペーペーでございます

僕の住んでいる草津市は、

古くから(京都側から言うと・・・)東海道と中山道がわかれる宿場町としてにぎわった町です。

その草津市でも、今年、43回目を迎える「草津宿場まつり」が中止になりました。


あくまでも個人的な意見を感情的にいいますと・・・


「正直いうて全然意味がわからん。」


震災の甚大な被害を考慮・・・


さまざまな議論が出されたうえでの結論でしょうが、

西日本にいる僕たちは、もっと動くべきではないでしょうか。


さまざまな準備が華美になったり、お金がかかるというのなら、

質素にしてもかまわない。

7万人といわる来場者のかたたちに、義援金を募ればよいと思うのです。


大きな団体からの寄付はとっても心強い

しかし、「たくさんの人たちの少しずつの力、気持ち」というものは

お金以上のものがあるのではないかな~と思ってしまうのです。


7万人が100円ずつでも出せば700万円ですよ。

半分の人が1000円ずつ出せば3500万円にもなりますよ。


机上の空論ですが、なんか違う気がする。

そもそも「祭り」とは、人々の幸せや豊作を祈ってされてきたのもです。

人を集め、気持ちを集め、お金を集めることの何が「不謹慎」なのでしょうか・・・


数年前になります。

その女の子はダンスをしていました。

ダンスをするのが自分を表現すること。

ダンスをしているときのその子はとっても輝いて見えていました。

その子が、「宿場まつりでダンスを発表するから頑張っているんや」

とそのお母さんから伺ったことがあります。

友だち関係や、勉強に悩んでいても、ダンスが彼女を支えてくれていたのです。


これからたくさんのイベントが中止されることになるでしょう。

止めることは簡単です。続けることはとても難しい。

いろんな人に支えられ、長い時間をかけて準備してきた

たくさんの人の気持ちも大切にしてもらいたいなぁ~と

こんなことを書いていること自体が

「不謹慎」

なのかもしれませんが。。。