30日付け朝日新聞朝刊の滋賀版に
「日野菜の漬け込み始まる」の記事がのっていました
記事の内容は、JAグリーンおうみ の加工工場で日野菜を漬け込みましたよって話です
日野菜について、あまり耳馴染みのない人もいるかもしれませんので、少し説明を・・・
【日野菜】 10月下旬~12月
室町時代から日野町で栽培されるかぶの仲間。赤紫と白の色鮮やかでスリムなボディーが特徴。
独特の苦みと辛みがあり、塩漬け、甘酢漬け、ぬか漬けなどの漬物は全国的に有名。
サラダや天ぷらも美味。
~「e-press vol111 秋から冬の近江の伝統野菜」 より~
ピンク色に染まった「桜づけ」は、ご飯のおともに、お茶漬けに最高にあいます
僕らの地域でも、昔から日野菜の栽培がおこなわれていて、11月の中旬ぐらいから、4月中旬ぐらいまで
京都中央卸売市場に出荷されています
今日は、年末ぐらいの出荷を狙っている日野菜の播種準備をしました
明日は種まきをします
日野菜の栽培は、ちょっとテクが必要です
細長く地中深くに根を伸ばしていくため、、通常よりも深く土を耕すためのロータリーが不可欠です
葉が大きくなりすぎて、(葉の重みで)根が曲がってしまわないようにするために、水やりや温度調節にも
気を使わなければいけません
しかし、手間暇かけてスルッとまっすぐ通った根の日野菜を収穫すると、めっちゃうれしいし、
市場で、うちよりもキレイな荷造りのものが出荷されていると
やはり百姓魂が刺激されるってものです
日野菜を上手に作るということは、この地域ではひとつのステータスです
「あの家は、上手につくらる(つくられる)」などといわれるとちょっと嬉しかったりします
最近は、以前よりも日野菜を出荷される生産者も少なくなってきているようですが
スーパーやデパ地下で日野菜を見られた時には、是非一度手にとって、
そして、味わっていただきたいと思います
↑日野菜ってこういうやつです