「目に見えるものに惑わされてはいけない。
  五感を研ぎ澄まし、ただひとつの真実を導け」


ぼくは、行き交う婦女子の自己主張(≒おっぱい)を
目で追いたい気持ちを封じ、街の鼓動に耳を傾け、
季節の息遣いに肌を合わせるように
一月のからっ風の中に身を委ねた。


このピンクな色使いは・・・音速で見切りました。

バレンタイン、一か月切りましたね。

生粋の負け惜しみですが、
『おひとり様』
を極めきったニヒルな我が身。


色恋のイベントに微塵も未練はないのですが、
チョコレートひとつもらえないというのでは、
男として立つ瀬なし。


しかし、義理チョコは無味ですからカウントできないし、
応えることのできない『過激な要求』が
立てこもったテロチョコも、
チョコ本来の甘みが消えてビターですから、
これもダメ。


無人の荒野にぽつねんと立ち尽くすおっさんひとり。

どうしたものかと周囲を見渡してみれども、
やっぱり、『彼女』はいないわけです。


三十路で未婚、彼女なしのおっさんの越冬生活。

テレビメディアの動物ドキュメンタリー班にでも
売り込んでやりたいところですが、
我が背中に纏(まと)いしカタルシス、
チビッ子視聴者たちにはパンチが効きすぎでしょう。


でも、ぼくって皆さんもご存知のように、
家が燃えてもめげない体質でしょ。


それに、どちらかと言えば、
『ひらめく』
タイプじゃないですか。


そこで、『元』彼女におねだりしてみることにしました。

一字違いなんて、
ぼくクラスの大らかな人間には、
一緒みたいなもんですから。


携帯で別件の用が済んだあと、
一分の隙も与えずに堂々と切り込んでやりました。


「そろそろバレンタインやね」

政治家の釈明会見ばりの白々しさで、
逆に『母性』をこちょこちょチュッチュしようと企むも、


『イ』のところで、
「今年はあげないよ!」
と見事なかぶせをキメられ、秒殺でしたわ。

「コンビニ行ってくる♪」
のニュアンスで、
はるか彼方の実家へと風と共に去りぬ。


清々しさは健在でした。

マイちゃん、相変わらずだぜ。

さあ、これで心置きなく、
来年のバレンタインに向けて
前倒しで準備ができるというもの・・・Wordに
この日記を打ち込みながら、
少しだけ泣きましたけど。


しかしながら、個人的には、
過去にいつまでも思いを馳せる友人は
ケチョンケチョンに凹ます未来志向なタイプなんですが、


どうも、自分のこととなると、

「アナタのことなんか、大っキライ!」

なんて叫びながら男の胸に飛び込む
女性の裏腹な乙女心と同じベクトルで、
今宵も自分自身とのホットな抱擁が止まりません、はい。


自分のことって、なんでこんなに憎めないんでしょう。

可愛いすぎ。


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