「シモネタを封印する」
前々記事における宣言以降も、色んな意味で"低め〟の記事をつらつらと綴ってしまう私めをお許し下さい。
と無事、贖罪も完了したところで、今回も"低め〟です。人間の背負いし"業(カルマ)〟との対峙を望まない方は、今すぐブラウザの"戻る〟をクリックして、「農協の黒石さん」でしたか・・・アチラをご高覧されることを薦めます。僕も、ファンです。
僕の友人であるこの人 (←クリックする。もしくは、本年、最初の記事を読むと人物の特定は可能です)。
彼は自虐的な笑いを取る事ができる男である。
例外はあるが、僕は、意図的に自分を貶め、その言動によって笑いを惹起できる人は自信のある人だと思っている。確固たる己と言うものを持っているから、自虐的な振る舞いができる。余裕と言っても良い。
この人も、そうだ・・・そうだと思いたい。
とりわけ彼は、夜の店で、その傾向が顕著に現れる。
お酒もすすみ、彼の大好物のシモネタのくだりになると彼は饒舌になり、得意の自虐ネタを披露して、お姉さまたちの失笑を買って悦に入る。そして、最後に必ず、お決まりのキメ台詞を吐く。
「イカさず、殺さず、イカされる」
彼は、美味なるモノを咀嚼するときのように、ゆっくりと噛み締めながらこのフレーズを言う。
酩酊していると、何か武道の"真髄〟のような響きを感じなくもないのだが、要は、彼は早漏ということである。
彼は惜しげもなく、己の性技の未熟さ、こらえ性の無さをのたまって場の笑いを作る。僕はその姿に、ある種の潔さを感じ、彼の達観したその姿勢に、「男の器」を見ることもある。所詮、早漏なのだが。
しかし、彼と夜遊びをしたある日の帰り、コンビニに立ち寄った事があった。僕はおにぎりを数個購入し、レジを済ませて雑誌コーナーで立ち読みをしている彼の傍まで歩いて行ったのだが、彼はある雑誌の記事に夢中で僕が横にいるのに気がつかなかった。何を読んでいるのか気になった僕が後ろから覗き込むと、彼は雑誌の袋とじに人差し指をねじ込み、懸命に中身を吟味していた。
「加藤鷹(AV男優)のテクニック、教えます」
この扇情的な袋とじのタイトルを見たとき、彼の心にある屈託を知った。僕は友人の抱える真の葛藤に気付かなかった己の不感症を深く恥じ、そして、大笑いした。
また、本当にどうでも良いお話なのであるが、彼は朝方の人間である。ゆえに、既婚者である彼は、早朝、気持ち良くまどろんでいる傍らの奥さんに襲い掛かり、自分本位の性行為を行うことも少なくないそうな。
彼曰く、ある朝、時計を見ると7:30だったので、出社までには時間があると思い、行為に臨んでいつも通り、独りよがりの"かめはめ波〟を撃ち終えた彼は、寝室を出て階段を降り、洗面所で歯磨き、洗顔などの身支度を整えリビングの時計を見ると7:45だったこともあったそうだ。
この時間の経過から、行為の陳腐さ、野生動物のソレと同等の素早さが垣間見えるとともに、わざわざ、身支度込みの時間を報告して、正味の時間を少しだけボカすその姿勢に、彼の往生際の悪さを感じずにはいられなかった。
そんな彼ではあるが、先年、奇跡的に長子を授かる慶事に恵まれた。
最近は、「女性を愉楽に導かなくとも子はできる」
などと、また訳のわからないことを言って、女性陣の顰蹙(ひんしゅく)を独占しているのだが、さすがに第一子の生まれた喜びは望外だったようで、生まれたばかりの息子の写メを添付した(スパム)メールを連続送信する溺愛ぶり。
当然、愛息の名前も相当、力んで熟考を重ねていた。
もちろん、友情を重んじ、義侠心に溢れる僕は、助力を惜しまなかった。
「おい、息子の名前、ラオウはどう?」
「確かに長兄だけにな。でも、マンガはなぁ・・・」
「違う、違う。ラオウじゃなくて、ラ王!即席ラーメンの」
「あー、なるほど、あの時も3分ぐらいで終わったからな♪」
僕たちは時に、救いようのない現実を突きつけられ、立ち尽くすことがある。
赤ちゃんはコウノトリが運んでくる
無垢な子供には、この説明で十分だと思う。自分の製作日数、ならぬ"製作時間〟が、たったの3分だなんて、悲し過ぎる。
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