前回、述べたように高3の時、頂いた「不幸の手紙」の中には、
剥き出しの剃刀と、お守りと言う不釣合いな組み合わせの
オマケが入っていた訳である。
よく見ると、お守りの方は、京都にある北野天満宮のお守りで
あり、ご存知の方もいるとは思うが、あそこに奉られているのは
学問の神様、菅原道真公。
女喝さんは、直前に控えた僕の受験に気を使ってくれていた
ようだ。
普通に考えても、ここまで愛憎のない交ぜを演出した「不幸の手紙」
がイタズラであるとは考えにくい。
それに、僕と話したことがない人が差出人なら、諸々調べるのに
手間も掛かるだろう。
さらに、今も昔も、一度に数百人の女性に想いを寄せられるほど
僕はモテた事はない。
これは決して「勘」などではなく、自分の周囲の状況を見渡す普通の
洞察力と足りない部分を繋ぐある程度の想像力があれば、18歳の
僕にも、おのずと女喝さんが誰であるか想像はついた。
詳細は割愛するが、もしその娘なら、そして、この手紙の
態様から推察するに、「また、来るやろうな・・・」と
漠然と考えながら、その日は終わった。
そして受験終了後、彼女は現れた。
通例どおり、友人に電話を掛けてもらって僕を呼び出す手法で。
さすがに今回は、「一言いってやろうか」なんて思いながら、
呼び出された公園まで行ったのだが、明確な証拠があった訳
でもないし、多少、手法はいただけないものがあったが、
好意を持ってもらえるのは、やはり冥利に尽きる。
そして何より、久しぶりに会った元同級生の膝が小刻みに
震えているがわかった時、「まあ、どうでもいいか」と言う
気持ちになり、その場は、その件には触れず、
問わずに友好的にやり過ごして、無事、任務を終了した。
最後に、この時、僕のセーターの中には当時の愛読書、
「週間少年ジャンプ」が装備されていた事を付け加えておく。
もちろん、もしもの時の、「鎧(よろい)」の代わりではなく、
底冷えの厳しい京都の寒空のもと、お腹を冷やさないため
だった、と言う事にしておいて欲しい♪
臆病者 副隊長
おしまい
※特にエロい悪さをした訳ではありません。
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