もう随分の間、あなたの事は記憶の奥底にしまっていたのに、

一度思い出すと、色んな事を話したくなります。


僕がここに来るには、どうも、「酔い」だけでなく

「宵」も必要みたいです。


今夜も問わず語りに少しだけ付き合ってくださいね。


昨日、記憶の封を紐解いてから、ずっと考えていたんですが、

あなたと普通に話せるようになったきっかけ、これが思い出せません。


僕が手繰れた一番古い記憶。


それはもう夏まで季節が飛んでしまっていて、はじめて

いつもの場所以外で会ったあの日。


偶然、僕達が人混みから離れて二人並んで立つような時間に恵まれ、

お互いの目線は合わせていませんでしたが、

話しかけてきたのはあなたからでした。


「いつも、きみの周りにはたくさん人がいるね」


言葉の真意を計ろうとして、あなたの顔を覗き込んだ時の

「しまった!」と言うあなたの表情。


僕は、あの時の「しまった」顔より可愛い「しまった」顔には、未だ

お目にかかれていません♪


この後、あなたの周りに人だかりができたので、後ろ髪は存分に

引かれていましたが、踵(きびす)を返して、その輪から離れた僕の

目いっぱい強がった背中が、何故か今、見えてきました。


周りの友達なんてのはどうでもよくて、あなたに

「いつも」と言われたことが何より嬉しかった。


ただ、あの時の僕は、「いつも」という副詞を噛み締めつつも、

それを「頻繁に」と言うよりは「それなりに」と謙虚に

解釈していたように思います。


だって、大人の女は怖いでしょ。それに、あなたなら、きっと周りに

大人の男性が少なからずいるであろうことは、当時の僕にも容易に想像

できましたし、そんな火中の栗を我先に拾いに行こうとするほどの

恋の眩暈(めまい)に、この時点では、

まだ、襲われていなかったはずです。


現に、このすぐ後に、他の女子と付き合いましたから♪


けど、夜空を見上げて、

「もう少しだけ、早く生まれてきてもよかったのかも」


なんて「いけない夢」を、

そろそろ思い描き始めた頃だったのかも知れません。


ではまた、逢いに来ますね。


ヤツより


オヤジブログ4位です。

私も(オレも)、「いけない夢」を見たことがある!

または、「見たかった」と思う人は、

ここに触って、「夢のつづき」を一緒に見ませう♪

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