ロシア美女たちの声援にすっかり気を良くして始まった隊長のジャイアン・リサイタル。
他のお客さんたちの温かい手拍子がさらに拍車をかけて・・もう隊長の暴走は止まらない。
3曲を立て続けに・・・しかも探検隊として決して忘れてはいけないボケも笑いも何一つなくただ普通に歌い続ける始末。
我々は普通に歌っている隊長の立ち姿には当然興味がないので隊長を放置してボックス席でトークに専念していると、そんな僕たちをちゃっかりチラ見していたらしく、
「おい!オマエら!ちゃんと聞け!」
どこまでも世話の焼ける人である。
そして最後の曲を歌い上げて、例のしてやったり♪の表情を浮かべてこちらに戻ってくるアホ隊長を仕事熱心な彼女たちは、嫌な顔ひとつせずに迎えてくれた。
僕たちはしきりにこちらをチラチラ見ながら送られてくる隊長の褒めてくれ♪目線を完全にスルー。
そうしてると彼女たちの1人コードネーム カーチャが、
「フクタイチョウモ ナニカ ウタッテ♪」
と痺(しび)れるほどの笑顔で言ってきた。
僕はこういう場所では会話を楽しみたい派なのであるが、美女の頼み事にはすこぶる弱い♪
それに隊長の何のボケもない男前な歌いっぷりとのバランスも取らないとダメかな?とも思い、以前、忘年会の余興でやった歌をフリ付きでやることにした。
すると、他の席に付いていた女子たちもステージにやってきて、
「ワタシタチニモ オシエテ♪」
と一緒になって踊り、他のお客さんたちも会話を中断して僕に声援を送ってくれ予想以上に盛り上がる事ができた。
「まあ、探検隊の面目は守れたかな♪」
と、先ほどの隊長と何ら変わらないイヤラシイ表情を浮かべながら席に戻るとナオキ隊員たちは大喜びで迎えてくれた。
当然、隊長からのねぎらいの言葉もあると踏んでいたのだが・・・、席に着くとすぐに隊長が近づいてきて耳元で、
「副隊長!前に出過ぎや!!アトラス(立場をわきまえろ)!!!」
改めて隊長の器の小ささを感じる出来事だった。
そして、そろそろ帰ろうか?という雰囲気になった頃、隊長のツルの一声で彼女たちとアフターをする事となった。
と言っても、隊長は発案をするだけで誘うのは僕とナオキ隊員。
その後、河原町のバーでお店が引けるのを待っていると・・・ロシア美女たちが10人もやってきて
店を変える移動の度に周りの人たちから好奇の目で見られたのは楽しくもあり、また多少の違和感もあったが、そのまま朝まで健全で楽しいコサックダンスを踊り続けました♪
もちろん今回の探検も何の成果もなく、彼女たちの謎に迫れないまま我々探検隊も金品を巻き上げられる結果となりました☆
おしまい
隊長、ご馳走さま♪

