ここで、隊長が熱く語っているオナラの話。
実は、今年の二月に探検隊の隊員の一人が結婚した。
当然、隊長、副隊長も披露宴から参加したのだが、結婚式を目前に控えたある日、隊長からある提案がなされた。
それは、
「披露宴での新郎新婦のキャンドルサービスで、隊長が足を上
げてU字開脚のまま寝そべって乗ってる台車を新郎新婦が押し
て、各テーブルのキャンドルに隊長の火炎放射で火を着けて回るのはどうや?」
と言う小学生ばりの提案だった。
当然、隊員の新郎は、
「頭おかしいやろ!」
と言って取り合わなかったのだが、実際の式が始まってひと段
落したとき、僕を手招きしてひな壇まで呼び寄せ、
「お願いやから、隊長を煽あお)らんといてくれ!あの人、曲
がりなりにも取引先の社長やからオレの上司達にも遠慮なく無
茶苦茶しよる恐れがある!副隊長が抑えてくれたら、隊長は一
人では何もできん人やから・・・。くれぐれも頼んだぞ!隊長
を孤立させてくれ!」
と式中にもかかわらず必死の懇願をされた。
もちろん、僕は、
「当たり前やろ!おまえの晴れの門出に、そんな粗相はさせん
し、隊長もそんな気ないよ♪」
と、
「悪魔の微笑」
をひた隠して隊員を安心させた。
この後、隊長、副隊長の二人でかわいい隊員のために、身を削
った渾身のスピーチと余興で隊員を地獄の底に叩き落したので
あるが、本筋とは関係ないので、この話は機会があれば、また別の時に。
このように隊長の必殺技は決して、
「チャーム」ではなく、
明らかにNさんから好感度を引き出せてなかった。
副隊長も、さすがに、
「そろそろアシストするかな。」
と面倒だが隊長の魅力を心の中で大捜索した。
すると、1つ思い浮かんだ。
あまり褒めたくないが、隊長は歌がうまい。
かつて、歌手の円(まどか)広志と一緒に飲んだ時に、円広志
の持ち歌を本人の前で歌いまくって、
「おまえ、オレよりうまいやないか!」
と言われこともあるほどの実力である。
さっそく、
「そういえば、隊長、歌うまいな♪」
とフってみると、隊長は、
「それそれ!」
と言わんばかりに顔面に満面のエロ笑顔を浮かべて、
「そうやな♪キライではないなぁ♪」
とわざとらしく謙遜していた。
当然、女の子たちは
「えー!歌って!歌ってくださいよー♪」
となる。
隊長、天然スイッチ・オン!
副隊長の計画では、遠慮気味に1曲だけ歌って、そのうまさ、
甘さで軽く隊長の印象を良くして会話を盛り上げていこうと考
えていたのだが、
うちの隊長は恋をすると暴走する。
けっきょく、閉店までの数時間、マイクを離さず独りで熱唱を
続けてしまった。
「この愛、届け!」
と願いを込めて・・・届くか!ボケ☆
続く・・・