フランクフルトを見事、完売させた僕たち。
そして、あの日は学祭の最終日。
彼女達を飲みに誘うのにタイミング的には申し分なかったのだ
が、如何(いかん)せん、他人事なので気乗りがしない。
さらに、シャイさを売りにするH君が自分から誘える訳もな
く、僕たち二人が、いつ、彼女達に、
「この後、飲みにいかへん?」
と言い出すのかを、今か、今かと待ち構えているのが手に取る
ようにわかり、また、そんな友人の人任せ、受身の姿勢を感じ
ると、心優しい僕としても、「放置」したくなる。
そんなH君に、
「彼女たちの感謝の気持ち、いや、負い目に付け込んで飲みに誘うのは汚らしい男のすることやろ?このまま爽やかに帰ろう!」
などと言って、彼を困らせて遊んでいると、彼女達の方から、
「この後、片付けがあるんですけど、それが終ったら、飲みに行きませんか?」
と提案があった。
そして・・・正直、これ以後の事の記憶が僕には全くありません。
そこで、H君に確認したところ、いい感じで飲み会を終えて、
お気に入りの娘の電話番号をGETしたが、緊張するから独りで
電話できなかったので、僕の家から電話をして、彼女にデート
を申し込んだところ、
「フラレるどころか、デートの誘いすら断られたわ!で、オレがカミ倒して電話してるのを横で聞いてた副隊長は、慰めるどころか、腹抱えて笑ってたぞ♪」
との事でした。
「男は叩かれて強くなる!」
以上です。