今回、重症筋無力症(MG)と診断され胸腺腫摘出手術を受けるのに際して、一番恐れていたことは、実は私の趣味に関するものだった。それは「合唱」、現在3団体で活動している。
で何が不安だったかというと、胸腺腫摘出は、全身麻酔での開胸手術となるため、麻酔中には自発呼吸も止まってしまうため、人工呼吸器が喉へ挿入される。この時に声帯を痛める可能性があるということ・・・まあ、あまり深刻な状況にはならないとは書いてあったのだが、やはり声は私にとって命より大切とは言わないが、方手と声とどっちかと言われたら、多分声を残すだろう・・・
そして手術後、麻酔から目覚めたとき声には全く異常なく普通に話すことができたのは、すごくほっとしたことだった。手術を担当して頂いた先生には感謝しかない。
あと、こればっかりは仕方ないのだが、肺活量の低下・・・手術は当然寝た状態で行われる。そこで開胸すると肺が重力で押しつぶされるということになり、手術後すぐは1/3程度の呼吸しか出来ない状況になってしまった。現在でも歌う場合のブレスが続かなくなることは多いのだが、まあ合唱であるので、さほど問題は少ない。これはトレーニングで地道に回復させていくしかないだろう。
病気になっても、歌えることはとても幸せなことだと思う。