Xmas? X'mas? Christmas?
なぜXmasなのか?
クリスマスは日本では冬の一大イベントですが、本来クリスマスは誰のためにあるものでしょうか?
そう、Christ(キリスト)ですよね!!!
だから、スペルはChristmasなんですよね。ちなみにmasは「ミサ」という意味で、非常に簡単に言うとキリスト教でいう「祭」のようなものです。
つまり、Christmas=キリストの祝祭ということになるんですね!
そして、なぜXになるのかというと、察しが良い人は分かったかもしれませんが、Christ = Xという感じで省略されるということです。
(ここ、省略がポイントです!覚えておいてください。)
これは、昔からあった省略の仕方ですが日本ではコンパクトにおさまってよく商品セールの時に使われてますよね!
X'masは日本人の間違い!?
それではなぜX'masという言葉が生まれてしまったのか?
その前に、1つ簡単な質問です。
"I am"という表現を省略するとき、どう省略しますか?
そう、「I'm」というように「I」と「m」の間に「'(アポストロフィー)」を置いて、省略しますよね。
みなさんも中学生の時、教師にこんな風に言われたんじゃないでしょうか?
「省略するときは'(アポストロフィー)を置け!」と。
つまり、昔の日本人はこう考えたんです。
「あれ?XmasのXってChristの省略だろ!?じゃあ'(アポストロフィー)置かないとダメじゃね!?」
そして、X'masという間違いが生まれて、今でもなお町の至る所で見るんですよ!
凄いですよね、間違いが日本中に広がってしまったんですよ!!!
間違いと聞くと、聞こえが悪いですがある文学者がこう言っていました。
「言葉というのは伝わることが大事だ」
私はいち言語好きな人間として、こういう間違いが広がるのも面白いことだと思います!
それではMerry Christmas!!!
おまけ
ちなみに、Xmasという表記は外国ではあまり好まれないことがあります。
Xというのは、「未知のもの」や「磔(はりつけ)」を連想することがあるので、良くない表現として捉えられることがあります。
ご使用にはご注意を。