で、雇用体系でいうなら、

「貴方に常に様々な依頼(需要)をするつもりだ」

が正社員。


「貴方に限定的にやって欲しい事を依頼するつもりだ」

が契約社員。


「貴方に専門的な業務を依頼するつもりだ」

が派遣社員。


「貴方に簡易的な仕事を依頼するつもりだ」

がアルバイト。


という区分が通常だから、

「依頼に対する供給の質によって、報酬が変動する」

という事で様々な条件に繋がっていく、と。


まぁ、現実社会的には

「アルバイトの依頼の筈なのに、正社員の供給を求められてる」

みたいな事案が少なくないんだけれども。

ここが理論と実践の違い。


今勤めてるうちの会社の良い所は、

「アルバイトはアルバイトとしての職責」

「正社員は正社員としての職責」

というのが割と道理に適って行われてるな。

と思う事が多いのが美点だと思ってる。


 

 

「需要」「供給」「意欲」

の具体例として、

芸能人とか考えると分かりやすいと思う。


需要

「良い音楽が聴きたい!」

供給

「私は歌を歌うのが上手い」

意欲

「私は歌を歌いたい!」

の結果なるのが、歌手。


需要

「ドラマが見たい!」

供給

「私は演技が得意!」

意欲

「私はドラマに出演したい!」

の結果なるのが、俳優や女優。


需要

「笑い転げたい!」

供給

「人を笑わせんの得意!」

意欲

「人を笑わせる仕事がしたい!」

でなるのが、お笑い芸人や落語家。


需要と供給と意欲の、

「一つでも欠けてることをやる」

「なんか違えんだよな」

ってモヤモヤを抱える事になる。


別に意欲がなくても、

需要に対して供給さえ出来れば、

お金を稼ぐ事はできるんだけど、

意欲がない事は基本持続しないので、

「こんな人生生きてても無駄だから死ぬ」

とか言い出す羽目になる。


まぁ仕事だけが全員の生き甲斐じゃないし、

「稼いだ金で家族を幸せにできるなら、それが俺の意欲だ」

というタイプもいるから、

職務内容に対する拘りは特に無い人もいるけどね。