普段、人事批判を頻繁にしてるから、

会社の悪い所ばかりを見ているのでは?

と誤解されそうだけど、

「素晴らしいと思う企業は、素晴らしいと素直に認める」

事も俺はしてるよ。


「日本で1番大切にしたい会社」

とかイイよね。

それと同じ趣旨で投資行動をしている、

鎌倉投信も好きです。




 

 


 

 

「私は故あれば寝返るのさ!」

って言ってたシーマ様が、

子供の頃は悪女に見えてたけど、

「コロニー落としの大虐殺を止めようとして、テロリストに潜って内通して、ソーラレイという対策を打った部下思いの面倒見の良い女傑」

というのが理解できると、

ガンダムのスターダストメモリーの見方が変わったりするのも面白いよな。とオタク心に思う。


 

 


 

 


 

 


 

 

勘違いしないで欲しいけど、

「日本の価値観が間違ってて、欧米の価値観が素晴らしい」

という事を言いたいわけではない。


日本は終身雇用体制だったからこそ、

「1人の人間とガッツリ長く付き合って、色んなジョブローテーションを通じて、優秀な人材をじっくり育て上げる」

という仕組みとしては非常に強いシステムだった。

即戦力って言葉を導入してからグダグダになったけど。


欧米は

「使って駄目なら、サッサと解雇する」

という考え方が主流だから、

「じっくりジョブローテーションで人材を育てる?そんな悠長な事を言ってられるか。成長したいならテメェで金払って自分でどうにかしろ!」

って言いだすから、

「雇い易いけど、解雇し易いから、高度なスキルを持った人材が育ち難い」

という欠点を抱えがちだったりする。


どっちのシステムにも一長一短あるから、

「自分に合ってるシステムはどっちなんだろう?」

という話しになるだけ。

「良い」「悪い」では判別できない、


終身雇用の弊害は、

「ちゃんと出社して忠誠を示せば、特に何のスキルも実績も無い人が昇進昇格していく」

という事象が発生した結果、

若い人が入試した時に

「何であんなクソ上司に媚び諂って、安い給料で働かなきゃならんのだ!」

とブチギレた連中がいて、

「実力で評価する方針に変えろ!」

って騒いだ結果、

「即戦力採用」

って言葉が流行って、

「組織に長くいるだけで、給料上がると思うなよ!」

ってのが組み込まれたから、

「会社に一生懸命忠誠を尽くしても、給料が上がらないから恋愛も結婚出来ない!」

っていう社会が到来して、

「稼いでる奴は一生かけても使いきれないお金を持ってる反面、お金を持ってない人は本当に全く持ってない」

という貧富の格差が滅茶苦茶進んだのよ。

全員がお金を持ってる方が、

基本的には結婚し易い社会なので、

貧富の格差が拡大した結果成婚率が落ちて、

結果的に少子化が進んで国家衰退の道を歩んでる、と。


社会主義と資本主義の対立も面白いよね。

社会主義は

「お前が頑張ろうが頑張るまいが、支給されるお金という評価は全て同じ!評価が同じで平等だから平和に過ごせるはず!」

という考え方。これロシア的な考え。

「働くの、めんどいな。どうせ評価変わらねーし」

と言いだす傾向もある。


資本主義は

「お前がどれだけ頑張ったかどうかだけがお金という評価になるので、お金を持ってないクズは救う価値なし!社会保障?そんなもん知らん。頑張った奴と頑張ってない奴が同じ評価を貰う社会主義こそが不平等だ!」

という考え方。これアメリカ的な考え方。

「アメリカンドリームで一攫千金でウハウハよ!」

と言いだす傾向がある。


「皆んな同じ評価にして、穏やかに過ごそうぜ!」

が基本的な理想になるのが社会主義。


「格差を滅茶苦茶つけて、スーパーマンみてぇな人を助ける超人と、役立たずのゴミに振り分けて、ゴミは滅却」

という考え方が基本になるのが資本主義。


「幸せに至る為の考え方が、根本から違う」

から歴史的にアイツら滅茶苦茶仲が悪いの。


冷戦が終わってから、暫くマシだったけど、

ウクライナ戦争でまた一気に関係が冷え込んだ。


日本は、

「皆んな平和にという社会主義的な考え方(社会保障)を取り入れつつも、格差が顕著に出ない程度に資本主義の評価システムを入れて、労働意欲を確保しよう」

という

「悪く言えば、どっちつかず」

「良く言えば、良い所どり」

という考え方だったから、

比較的どちらの国とも良好に外交をしてたんだけど、

まぁ最近はすっかり資本主義的な考え方をする人ばかりになったね。


高度経済成長とバブル崩壊の憂き目を経て、デフレが滅茶苦茶進んだから、

「お金があればあるほど幸せが買える」

という考え方が浸透したからだと思う。


俺は

「幸せはお金で買える」

を否定するつもりはないが、

「物質的な幸せは確かにお金で買えるけど、多くの精神的な幸せは見つけて感じるものだと思う」

と考えているので、

「半分だけ正しい理屈」

という認識をしてる。


間違ってる訳ではないから、

不正解の評価はできない。

だが、100点満点で疑う余地がないという解答でもない。

という認識をしてる。

これは、ただの俺の価値観だけどね。