スラムダンクの主人公、

桜木花道は喧嘩が強いだけの不良青年だった。

それがヒロインに一目惚れして、

「ヒロインの気をひきたいから」

という不純な動機でバスケットを始めた。


ヒロインの気を引きたくて真剣にバスケをやるうちに、

バスケをやる事そのものへの情熱が目覚めた。


「不純な動機で始めた事が、人生全てを賭けるレベルで大きくなる」

という事が世の中に幾らでもある。


それを表した言葉が、

「オヤジの全盛期はいつだよ?

 全日本の時か?

 俺は今なんだよ!」

という言葉に繋がるから、

スラムダンクは読者の心を感動させるのだと思う。